宮津エコツアー · ウメ~歳新た(旧正月)、その始まりを言祝ぐ花~

ウメ~歳新た(旧正月)、その始まりを言祝ぐ花~

丹後各地に、梅の便り。

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さて、 苺、毎、 梅、敏、繁、海、悔、晦、侮、毒などは「母」の『単語家族』、みんな女、産む、始まり、子孫、母系という意味の「母」という部分をもっています。

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そのため、「海」は一説に「水の母」のイメージを元にするといいますまた、産むが語源とも。

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ところで、さんずいを木偏に換えた『梅』も木の母、また、「産め」に通じて、1年の花の開花の歩みを旅や川に喩えて考えると、花の命の多幸な1年のリレーの始まりを告げる木と言うことになります。
歳新た(旧正月)、その始まりを言祝ぎ咲く花、道元さんは格別に梅へ思い入れを持った方で『梅花力』と言う語でしられますが、四季の国をまとめさせる力を認めてのことなのかもしれません。

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「春されば、まず咲く宿の 梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ 」山上憶良
梅がお題の万葉集歌は119首。
梅と比較されるのが桜。
「梅の花、咲きて散りなば、桜花、継ぎて咲くべく、なりにてあらずや」
藥師張氏福子
万葉集花としては、四〇余りですが、暦花としては格別な地位をもっています。

 

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