このシルエットの主は!
右上の枝の冬芽をみてください。とがったのが葉芽。丸いのが花芽、
クロモジか゛、シルエットの主です。
さて、丹後のさる隠れ高級料亭でだされたのが、このクロモジ茶。
お酒の飲みすぎ、整腸作用、風邪予防に効果があるとされていると講釈いただきました。
そうかぁといただいてのですが、有効成分と効能について検索してみると、
タンニン:抗ガン作用、抗酸化作用
テルビネオール:抗炎症作用、抗アレルギー作用、収赦作用
リモネン:抗菌・殺菌作用、皮下脂肪などの蓄積抑制、血中脂肪分抑制
リナロール:新陳代謝促進、皮膚の正常化作用、血圧降下作用、鎮静作用
シネオール:殺菌作用、抗炎症作用
、、、なるほど。精油成分を濃厚に持っている木、ということでした。
そんなことですから、『ホワイトリカー漬け』もいいそうですよ、 作り方は、お茶と同じ、一週間ほど漬け込んで、あと3ヶ月ほどでビターの効いたクロモジリキュールができるとのこと。
また、この精油成分は、よく燃える、マタギの方たち推奨の方法というほど、小雨で多少ぬれていても、水分をはじくし、屋外でたき火するにはこれがいい火種になるということ。
「餅花」の木にしたのも里山暮らしにはなくてはならない木だからなのかもしれません。
また、雪原のシルエット、稀少品ですよ。
雪晴れの日の、落葉広葉樹の林でのみあじわえるものなのですから。