2012,5,18
自然と共に生きた歴史を豊かに湛えた世屋の里、「旧世屋村・五地区のバス巡り」が、ふるさと会議世屋さん主催の講演会、『活きていこうこの村で、世屋の里から見る日本』講師 岡田知弘先生(京都府里力再生アクションプラン政策検討会議座長/府・市・自治連後援)に協賛する形で実現することになりました。プランは、下記の通りです。
順路 発・畑→下世屋→上世屋→木子→松尾(→下世屋)着・畑
募集人数 20名様
人数に達し次第締め切ります。
集合 宮津市畑 畑公民館下駐車場
時間 6月17日午前10時半~午後1時
参加費 一人様 2500円
(含む バス代 弁当代 資料 ガイド料 保険)
問い合わせ・申し込み
宮津市エコツーリズム推進協議会・世屋高山ガイド部会
部会事務局 090-7346-4639(安田)
(↑ 松尾の一本桜)
さて、そのコースのイメージバス巡り。
丹後半島の南西寄り、旧世屋村で構成する世屋の里は、現在、畑・下世屋・上世屋・木子・松尾の五つの地区からなります。
これらの地区は谷を隔て尾根を隔てて点在します。丹後半島は独立峰がありません。中央高台とも隆起準平原とも呼ばれるなだらかな高原になっています。世屋の村々はその高原に刻む谷々の水源に位置します。他の村とは数キロ離れているため、隔絶型集落とも形容されます。
このような様式で立村したのは、地質が関係しています。標高の最も高い村・木子では、化石採取ができます。魚化石も発見されました。地質は、泥岩、砂岩、頁岩など堆積岩によって構成されます。この柔らかい地質に降り注ぐ雨は大小を問わず幾たびもの地滑り山崩れを発生させました。
しかし、人は、そのようにしてできた、水のしみ出るゆるやかな斜面を見逃しません。蕗の種のように根付き、豊かな自然を糧に歴史を刻み、隣村と縁戚関係を深め、村々とを最短の山道で結んでやがて現在の行政区の形を作ってきたのです。宮津市に合併したのは、昭和三十年のことです。合併時にあった、東野、駒倉、浅谷の里は、離村によって今は名前のみ残しま。
(↑ 畑 5,18)
さて、五地区のイメージバス巡り!
畑川の水源の村、畑地区は、日置金剛心院を左折します。石組みと水のきれいな紙すきの里です。下世屋へはいったん戻って、谷を世屋川に変えて昇ります。おたまさんが、味土野に逃れたさい、たどった道かもしれません。右に特徴のある谷を刻みます。河岸段丘です、金剛心院から約三キロ、山口神社から左折して、下世屋旧道。龍渓を経て、谷沿いの道約3キロで、世屋姫神社の棚田群。日本の里100選(朝日系)・日本の里地里山30選(読売系)の山里・上世屋の里を巻いて、銚子の滝の上、新観音付近の二股を左に取れば、駒倉方面、木子、松尾へは右に進む。広い直線道路は、崩壊したバブル期の高原リゾート開発の名残。300mで、また二股。左、木子、右松尾。まず左折木子へ。谷は野間方面に向く。家は残るものの住民は移転した人ばかり。ペンション二つ。畜産農家一戸。木子の見所は地球は銀河の一員であることを実感させる夜空満天の星。(残念、今回は昼の旅!)松尾は、岳山へだててある。最短の道はあるが軽トラックのみ。
木子別れへもどって縦貫林道を松尾方面へ。若狭湾に向いた斜面に新松尾の景観。圃場整備を敢行した松尾圃場。新たな農業への挑戦を励ますさくらは溝口へいいちろうさんの手植え。人呼んで松尾の一本桜。お弁当にしましょう、家族旅行村。ここの施設は、、、
(↑ 上世屋のおばあちゃん)
畑のせせらぎからも、下世屋の碑からも、一つとして同じ形のない上世屋の畦の形からも、木子の畑を覆う草木からも、広大な松尾農場の直線からも、語る声が聞こえてきます。
土に生きてるもの みんな連れ
大風 吹いたって 大雪 降ったって
泣きながら 笑いながら しぶとくいきていく・・・・
そして、再び下世屋へ、石造りアーチ橋を歩いて、講演会会場へ、お話は、京都府里力再生アクションプラン政策検討会議座長・京都大学公共政策大学院院長岡田知弘先生!
、、、、これで参加費2500円!
にしがき風にいいます!
やすいよ やすいよ いかなきゃそんそん!!
募集定員はわずか20人様、今すぐ申し込み!