宮津エコツアー · ナラ枯れ現象が語ること

ナラ枯れ現象が語ること

夏緑樹林(かりょくじゅりん)の森を見学に来たのに、目の当たりにしたのは、秋でもないのに緑の葉を褐変させている中心樹種のコナラやミズナラたち。

ナラ枯れ、この暑さが進行を加速させたのでしょう。

20200816_160648ナラ枯れ

どうする?

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どうしようもない、様々な生き物、植物や動物や菌類が協力し、競争し、利用しあいして複雑なネットが張り巡らされているのが森だ。特定の物に人が安易に肩入れしてその関係を崩すことが多い、

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カシノナガ木食い虫も子孫を残すためによく進化した虫で、彼らにも理屈がある。

ミズナラなどが攻撃されるのを喜んでいる樹があるかもしれないってこと?

あるかもしれない、あえて手をいれないことも大切。

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ほっとくの!

ドングリがならないから森の生き物は食料危機に見舞われる。

地球の酸素が少なくなる。

ナメコがたくさんはえるぞぉ!、、、、それ不謹慎。

夏緑のかりょくが枯れ木かれき樹林になっちまうのも、景観上よろしくない

、、、、、、

町にコロナ禍、森に樹食い虫禍、始めは点、それが面になって広がっていく光景も衝撃です

木を一本守れば、それで生き延びるネズミやヘビがあるかもしれない。

巻いてみるかぁ、時期を失したかもしれないが!

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この木で遊ぶ子どもがいるかもしれません

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※本種は「養菌性キクイムシ」と呼ばれるグループに属し、幹に掘ったトンネル(孔道)の内壁に繁殖した菌類(酵母)を食べて生活している。体には、マイカンギアと呼ばれる菌類を保持する特殊な器官があって、枯れた木から生きている木へと菌類を運ぶ。本種と強く結びついている菌類としては、カビの仲間であるRaffaelea quercivora[1](俗に「ナラ菌」と呼ばれる)がよく知られる。

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このナラ枯れの発生は、林道沿線に一昨年から散見されており、警報レベルの情報はだされておりましたが、いやはや!という感じです。

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以上、夏山リポートです。猛暑の影響を受けての被害が出ているとはいえ、丹後の誇る夏緑樹林の木立を渡る風は下界とは比べられません、上がってこられてはいかがですか。

ここのウオークが9月連休に海星公園スタートであります。ご利用ください。

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