一本で 勝負できるじゃないか セイタカアワダチソウ
さて、セイタカアワダチソウ 秋の季語として、俳句歳時記に 収めるべきか 否か
そんな議論があるそうです。+
セイタカアワダチソウ 秋草に入るや否や 小澤實
17音が俳句の基本 セイタカアワダチソウは10音。
俳句は窮屈な茶室芸術。悩ましいところではありますが、元々がそういう窮屈さと戦って成立した芸術。
世の末の花かも背高泡立草 矢野 絢
父が消え母消え背高泡立草 藤本敦代
7音が勝負 果敢に 攻めてらっしゃいますね。
花材には良し セイタカアワダチソウ
花材になるなら、俳材にならないはずはありません。
芭蕉さんや一茶さん、子規さんたちも、それでもって 季語の仲間には加えない、というのはいかがなものかとおっしゃるのではないでしょうか、
現状に向かい合い対話を深めるのがいいと。
いちめんの黄色は背高泡立草 今井杏太郎
背高泡立草鉄砲隊をひた隠し 星野紗一
背高泡立草は菊科ですので、香りは菊そのもの。
秋の仲間とよく合うものです。