増えて嬉しいコウノトリ
五十河田んぼで、4,5羽がこの時期常時餌を漁っている様子が見られます。
《関連情報》
①その個体数 2024年3月31日現在
野外生息コウノトリ個体 364羽(オス181羽・メス183羽・不明0羽)
飼育のコウノトリ個体数 飼育施設数:19施設個体数:192羽(オス93羽・メス91羽)
「コウノトリは肉食で主に、ドジョウやナマズなどの魚類、ザリガニや貝類、カエルやヘビを取って食べており、ネズミや鳥の卵、ヒナなども食べることがあります。」
その食べる量、1日に500g。 カエルやドジョウで言うと1日70〜80匹を食べる計算と言います。
ペアを作って繁殖すればなお張り合いでしょうが、どうもこの5羽、男友達のようです。
一方、増えて悲しいシカの数!
《関連情報》
京都府におけるニホンジカの生息数、食害の実態、
京都府内でのシカの生息数は、令和2年度で約96,000頭と推定されています。ニホンジカは過度の採食により自然植生への影響が危惧されています。特に森林の下層植生の衰退は、希少植物への影響だけでなく、生物多様性の低下や表層土壌の流出、森林河川の河床環境への悪影響をもたらす可能性があります。
、、、、、96,000頭ですって、、、、絶句!
シカは1日に約3~4キログラムの草を食べる、そして、1000種類以上の植物が対象になっているとのこと。
つまり京都府では、毎日、96,000×4=38万4000キログラムの草がシカの胃袋に入る計算になります。
さらに一月では
The result of multiplying 384000 by 31 is 11904000kg.
↑ 林道成相線 ミョウガ谷付近の斜面。森の草原化が進んでいるのです。
《府のシカ獣害対策》
- 頭数調整の取り組み:京都府では第二種特定鳥獣管理計画(ニホンジカ)を策定し、積極的な捕獲により生息頭数を減少させることで、獣害に強い地域づくりを推進し、農林業被害や生態系被害を減少させています。↑上世屋獣肉店HPより
第二種特定鳥獣管理計画その詳細。
- 計画の期間:
- 令和4年4月1日から令和9年3月31日まで
- 計画の対象区域:
- 京都府全域(ただし、国指定の冠島・沓島鳥獣保護区は除く)
- 計画策定の目的及び背景:
- 目的:
- 積極的な捕獲により早期に生息頭数を減少させ、地域個体群を適正に維持する。
- 獣害に強い地域づくりを推進し、農林業被害や森林生態系被害を減少させることで、人とシカとの共存を図る。
- 背景:
- 京都府の山地は、薪炭林利用や食料生産を中心に人間の経済活動が盛んであり、シカが集落や農地に近づきやすい環境となっています。
- 目的:
- 管理の目標:
- 農作物被害額の半減
- 個体数の半減
- 目標を達成するための方策:
- 狩猟による捕獲
- 被害防止捕獲
- 指定管理鳥獣捕獲等事業
- 生息環境管理(生息地管理、農地及び集落周辺の管理、誘因物の適切な管理)
- その他の事業:
- モニタリング等の調査研究
- 狩猟者の育成、捕獲個体の処理及び利活用
- ↑上世屋獣肉店HPより
- シカを食う天敵がいないことが問題、といってもオオカミをコウノトリのように増やす、ということもできず、今はともかく獣肉を恵みとしていただくことが獣害対策。何しろ、調整目標は半減。96,000を48,000に。
- 「山々の力。京都北端の丹後半島にある山間集落上世屋。積雪2メートルにもなる豪雪地です。ブナ林をはじめとする豊かな山々が、丸々としたイノシシやシカを育みます」、、、まるまる!そらそうでしょう、ね、
- まるまる太れるのは、シカの胃袋に秘密があります。シカは草食動物としての生活に適応した反芻動物であり、胃袋が四つあることが特徴です
- 第1胃「ルーメン」 – 飼料の繊維を微生物が分解する場所。
- 第2胃「蜂巣胃」 – 食物を食道や口まで押し戻す役割がある。
- 第3胃「葉状胃」 – 食物を選別しながらすりつぶし、消化しやすくする。
- 第4胃「しわ胃」 – 人間の胃に近い機能を持ち、最終的に食物を消化する。
このように、シカは食べたものを一度胃に貯めてから、再び口に戻して噛み砕く「反芻」という行動を行います。この過程で、食物は胃袋を順番に移動し、微生物によって分解されて栄養を吸収します。食べた草などの植物質を効率的に消化するために進化しました。!従来食べなかったものを食べるようになったのは、飼料分解微生物を進化変異させたから、といいます。そんなシカの言うよう、「だんだんわかってきてくれたようですね、ブナとかなにそれ、私らは、わたしらが暮らしやすいようにしている、目標はこの山を、若草山に変えること、それだけなの、がんばるわよ、、、、。」
- まるまるの上世屋モミジのお問い合わせは、上世屋獣肉店へ。