宮津エコツアー · こっちの水は甘いぞ ~「畑・婆爺二ア・カジカ銘水」~

こっちの水は甘いぞ ~「畑・婆爺二ア・カジカ銘水」~

2012/06/19
畑は、坂の里です。

日置の金剛心院の手前から畑川を遡ること3キロばかり。その源流にある家々は、里を流れる三筋の沢に沿って立っています。家の角と沢はつながっています。畑は、和紙作りで栄えました。この和紙の材料のコウゾ晒しをするため屋根が作られています。「かわと」と里の人は呼びます。

この里にはうまい水が湧き出ます。

水質検査では、日本のトップクラスの結果だ、ワンダフルないい水だと太鼓判を押されたそうです。  畑は、成相山、鼓が岳の山麓にあります。この山は安山岩で形成されています。「京都、■■の銘水は花崗岩の厚い岩盤をくりぬいて汲み上げた、人の手を加えない純粋なナチュラル・ミネラルウォーター」などと宣伝される商品があります。安山岩もアルカリに富む火成岩でNaの量がKの量と等しい岩石だとされます。そういう岩体をくぐってわき出ることが、いい水になる要因なのでしょう。畑は、成相寺のお世話をした村です。里の人は、成相観音様のお恵みだと語られます。


♪あっちの水は苦いぞこっちの水は甘いぞ、ホーホーホータルこい♪
これはほんとのことです。この谷の水で作った米を食べたらよそのは食えん!と言うぐらい、谷一筋で味が変わるといいます。

※それをくめるように水場が整備されています。畑婆爺二アセンターの下です。畑は、世屋五地区の中で、美しいカジカの鳴き声で埋まるのて、「河鹿の里」と呼ばれています。この水は「畑・婆爺二ア・カジカ銘水」とでも言うのでしょうか?


その水はSさんの家の裏山に湧きます。 Sさんのお宅は林田元知事さんも畑和紙視察の際宿泊された旧家です。くませていただくときには、一言お断りをしてからお願いします。

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