宮津エコツアー · マムシとの遭遇・三回目!

マムシとの遭遇・三回目!

2012/06/27
「里山の保全に、わたしたち何ができる?」「草刈りからはじめれは!」BSの里山番組の問答です。そうです、草は、高齢過疎地の悩みです。上世屋のおばあちゃんたちは、草刈り機を使いません。鎌です。

草刈り支援は、大変意味があります
田植え前後に初めの草を刈ります。でも、それは一回ではすみません。第一弾ですっきりしたと思っても、まもなく「夏草」、第二弾があります。
その夏草に向かい合えば、出会うものがあります。マムシ!

餌となる蛙もネズミのたくさんいます、だから必ずいます。 マムシは、8~10月に出産、 交尾も8~9月  7月も近くなると活動が活発化します。そのマムシとの遭遇今年三回目!です。
「マムシ」。卵胎生で腹に特徴があるため、漢字では虫偏に腹。蛇全般をながむし、特に毒が怖いながむしを、ムシの中のムシということでマムシ。さて、このマムシに遭遇したとき、お百姓さんは、どうするか。確実に駆除します。甘いことはしません。
かみつきに行ったわけじゃない関係ないやんか、それはそうです。襲いかかることはないということです。しかし、見逃したために、他の人が咬まれることがあります。一番近いのは、鎌で草刈るおばあちゃんたち。
「まむしに咬まれた

まむしは おそろしい
8月20日 江宮のおばあさんがまむしに咬まれたところを肝試しをしている僕たちが見つけた
ゆりこちゃんが思わず泣き出した。
「ギャギャギャ」
おばあさんが、「ゆりこ、もうおばあちゃん あかん」といいなった
この前も、まさのりさんとこのおばあさんが、まむしに咬まれなった
みんなまむしに気をつけよう」   昭和49年、小川信一朗君の詩です。

生き物なのだから、躊躇するのは都市の感覚!殺しておくことは親切、それが義務。農村共同体の論理です。あくまでも、法律で認める「特定(危険)動物」!


ちなみに一回目は、民家のそばの草刈り、カメラ、と思いました。二回目は、木子の鍋淵道、草むらの葉の上でとぐろを巻いていたので、よけて歩きました。三回目、休憩所裏の石垣の草刈り、このときは、草刈り機のアクセルを引き回転をあげました。
ところで、 これはあくまで里の人の生活圏内での話、マムシは、森の番人。「上世屋・内山動植物特別保全地域」では、森に入れていただきます、お役目ご苦労様です、と帽子をとってご挨拶して行かなければなりません。

また ながむし、たとえばアオダイショウとまむしが遭遇したらどうなるか、ながむしが飲み込んでいたと木子ファームペンションのUさんの目撃談。

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