宮津エコツアー · 海

伊豆大島に悲惨な爪痕を残した超大型台風。犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

 

宮津湾の波浪も高かく、17日朝の小天橋海岸の様子。

松の生え際までの砂浜  小天橋南端

DSCN6025打上げられたエビクラゲ

DSCN6047ヤツデヒトデ  体長40cm以上

DSCN6042洗われたハマヒルガオの根

DSCN6034一面の貝殻

DSCN6036DSCN6048

 

 

 

 

 

 

由良川水系・保津川桂川水系での豪雨被害お見舞い申し上げます。

天橋立海岸では、阿蘇海側を中心に文珠側と府中側に分かれて漂着ゴミ回収を行いました。

P1020002清掃前 与謝野寛・晶子歌碑の横 南側(文珠側)P1020003清掃前 与謝野寛・晶子歌碑の横 北側(府中側) P1020004清掃後P1020019P1020017

 

小天橋塩池の水位は、日に何度も変わります。

すぐに身動きできない動植物は命がけ。

シロボヤは雌雄同体、入水孔と出水孔を持ち、入水孔で水中のプランクトンなどを摂取し、出水孔でこした海水や排せつ物を出します。

DSCN5762ホヤ入水孔

006     日干し

020水中の姿、シロボヤは汚損生物の一つ。

008

さわやかな秋の気配、文珠山展望。

 

眼下に天橋立・文珠地区

(写真撮影 上宮津・杉山ガイド部会 松本さん)

DSCN0238第1展望台文珠地区は埋立地

江戸時代の初期1680年代から、明治15年(1883)までの約200年間に約9ヘクタール埋立てられできた街。

写真撮影人物の足下は山肌がえぐられた崖。埋立にはこの山土が多く用いられています。

DSCN0233橋立を眺めてこのような谷

DSCN0230第二展望台上から埋立て前の文珠地区 島田雅喬作「天橋立真景図」1850年頃

img013天橋立真景図 島田雅喬

 

記録破りの猛暑もようやく秋へ軸足。

人影のなくなった浜辺

DSCN5775若者若者たちのスピードと歓声DSCN5779スリルDSCN5781ハマナデシコ  猛暑と豪雨の果て

DSCN5767浜なでしこDSCN5766ハマナデシコオカヒジキ  1年草

DSCN5769オカヒジキ次のステージへ 開花準備DSCN5771オカヒジキ

伝統の燈籠流しには、海も天候も申し分なし。

関係者の方々のご尽力で順調にスタート。ところが花火が始まって約30分後、危険制限水域に入った不届者のために花火の中断約20分間。異常気象?と不届者?。伝統行事を守っている関係者や市民にとってはなんと嘆かわしいことでしょう!

 

DSCN5569DSCN5591暑い中、早くから待機の追掛燈籠流しスタッフの皆さん 全部で10基以上の筏

DSCN5593

お盆に帰られた新仏を極楽浄土へ送る精霊船 約40隻  沖の艀は打上げ花火用台船の一つ

DSCN5559沖へ曳航DSCN5549DSCN5564火の手が大きければ大きいほど早く極楽浄土へDSCN5637凪の宮津湾内を漂う燈籠DSCN5643DSCN5648猛暑の中でもこの人出

DSCN5639天橋立方面から次々と来場。伊根湾めぐり船の応援もあり観光船はフル操業。DSCN5598宮津踊り振興会の皆さん

DSCN5607花火

DSCN5676DSCN5697

 

約400年の伝統を持つ、「宮津燈籠流し花火大会」が、8月16日行われます。

 

猛暑もなんのその。宮津燈籠流し花火大会で吹っ飛ばしましょう!

 

主な日程

18:00 ~ 19:00   ご詠歌船・踊り船 航行

19:00 ~        1万有余の「追掛燈籠」と「精霊船」流し

19:30 ~ 20:20頃 花火大会

花火終了後        盆踊り大会

場 所   宮津湾のはま町沖 及び島崎公園

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amanohasidateha

天橋立は二度にわたって切断された結果、今日の姿になりました。

P1000184

天橋立を大天橋(北砂洲)と小天橋(南砂州)に分けて呼ぶのには訳があり、南砂州ができた経緯に関係があります。江戸時代後期1800年頃から明治前期1893年頃の約100年間に、1.7kmの砂州が一気に伸びて形成されたのが、南砂州と呼ばれている小天橋であり、当初は北砂洲とつながっていました。

それが1872年(明治5)の豪雨で切断され、現在のブリッジの大天橋部分である水戸ができました。

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更に、二度目の切断は1914年(大正3)、京都府が航路確保のため南砂州の中央部を切断し、文珠水道(天橋立運河)を整備した結果、小天橋の長さは830mとなりました。

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切断した南側を埋め立て、そこを第二小天橋と呼ぶようになりました。下の写真が陸続きの第二小天橋410mです。

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二度目の切断時の小天橋南端かと思われる石積みが、今回の天橋立ガイド部会の定例研修で見つかりました。この石積は現在の小天橋南端から約100m程手前のところにあります。

DSCN5343 小天橋 南端カ

その真偽は、現在京都府丹後土木事務所に申し出て調査中です。  写真は小天橋南端と石積

DSCN5344 同上

環境省のレッドデータブックでは、準絶滅危惧種指定のウミヒルモ。

京都府では、栗田湾や伊根湾などの波の穏やかな海域の3~5mぐらいの砂地の海底に生育するらしい。アマモと同じ仲間で海の中で花を咲かせる種子植物。

DSCN5321 ウミヒルモ(環境省レッドリスト)DSCN5320こんな浅いところに生育。天橋立は陸も磯もそして海も自然豊か。いつまでも守り続けなければ・・・

DSCN5317

真夏のビールや冷酒にもよく合う獲れたて宮津産「シロメ」(シラス)。

高品質で地産地消ができる。カタクチイワシの仔魚で春から秋にかけて数回も産卵するというありがたい海からの贈物。

ところが、今年はシロメが不漁。獲っているのは、シラゴチリメンと言われているマイワシの子。大きさはあまり変わらないが、シロメと違って色が黒っぽく価格が低い。関係者は商売になりませんとのこと。

 

波の静かな早朝、網を引く二隻のともぶとに乗った漁師さんたち。

DSCN5010DSCN5053獲物はすぐに、横づけの別船で江尻の加工工場へ運ばれます。DSCN5070

場所を変えては何度も網曳。

DSCN5048

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