宮津エコツアー · みんなが持ち寄る豆知識

みんなが持ち寄る豆知識

植物・動物、スポット案内に加え、歴史・生活文化など地域の人しか知らないレアな情報まで

君に初めて会ったとき、「きっと異星人にちがいない」と思ったよ。だってそのかっこうが・・・  あまりにも変、変。 変なんだもん!

けれど、よくよく考えてみたら、ふだん見慣れないだけで、君は地球の生物だった。海の底で泥の中の栄養分を食べて、きれいになった泥を吐きだす生活をしてるんだって。何てつつましやかな生活。ガレキもプラも燃えないゴミも出さないんだ。私は恥ずかしいよ。何か地球にいいことしてるかなあ~・・・って思うと。 天橋立や宮津湾がきれいなのは君たちブンブクのおかげだ、きっと。

晩秋から初夏にかけて、天橋立の浜辺でひろえるよ。

コシダカウニ、モミジガイ、ツメタガイ、オオヘビガイ、ヤツデヒトデなどに混ざって、4匹写っているのがヒラタブンブク。いつ出会ってもブンブクは死骸なんだけれど、五放射相称の模様は、きれいで不思議でしばし見とれてしまう。  ありがとうブンブク、宮津湾に住んでくれて。 そしてこれからもよろしく!

(棘皮動物門 ウニ綱 ブンブク目 ひらたぶんぶく科 ヒラタブンブク

簡単にいうとウニの仲間、殻は型 英名にはハートという言葉が

はいっている。  次回は宮津湾の別のブンブクを紹介するから。

ヒラタブンブクには4月からの天橋立ガイドウオークでも会えるよ。)

丹後・若狭虫の会の西村元延さんから情報提供いただきました。
 
デジブック「世屋高原で舞うチョウ」をアップしました。
お暇なときに観ていただければ嬉しいです。
 
◇西村さんのブログ「元気蝶」へのリンクです。

丹後・若狭虫の会の西村元延さんから情報をいただきました(事務局)

大江山の蝶アップしました。

ギフチョウがそろそろ・・でそれまでにと慌てて「世屋高原」と「大江山」の蝶をまとめてみました。
今後の記録補充を意識して、分類順に並べただけの情緒のないものですがよろしく。
エコツーリズムの取組みに少しでもお役にたてれば嬉しいです。

デジブック『 大江山で舞うチョウ 』
http://www.digibook.net/d/8455cddb81598e49a613f6b7c041bc42/?m

西村さんの写真展がミップル内の浜町ギャラリーで開催予定です。また詳細はお知らせします。

フクジュソウ

コミュニティーのあたたかさ、福寿草 開花 
                 2012,3/28
 残雪の内山を見上げる五十河の田上さんの家のかどの福寿草、今年も咲きました。五十河の里では、どの家でも福寿草が咲いているのがおもしろいことです。フジバカマも多いです。
「きれいわなあ」 「かわいいだろ」「わけとくれえ」 「ええでぇあげるわなあ」「代わりにこれあげるでうえとくれ」「おおきにおおきに」 そんな会話が交わされながら、広がったのではないでしょうか。コミュニティーがあたたかく生きていることのバロメーターのような花のように思いました。 
 さて、福寿草は不思議な動きをします、日光が当たると花を開き、日が陰ると閉じるのです。当たり前のような動作なんですが、実はそれも福寿草の生存戦略。福寿草は、つやつやし、光を反射させるスプーンのような形をした花びらを持っています。その花びらにあたった光は花の中心に集まり、花の中を温めているのです。
スプーン状をしたフクジュソウの花びら

 春とは言えかぜは冷たいです。鮮やかな花の色によってきた虫たちはあったかい部屋の中で活発に動き回ることができます。特にぬくもっているのはめしべです。受粉の確率は格段に向上するじゃないですか。福寿草は虫たちを歓迎しながら、しっかりと目的を果たしているのです。
 寒い時期、虫の動きが悪い、冷たい風の中を飛んで来た虫の体はかじかんでいるのでしょう。受粉がうまく進まないのも理屈です。ではどうしたらいいかと考えた末に編み出した方法。この技術を盗んだのが、例によって人間。パラボラ集熱発電方式がそれ。でも生き物の知恵には大いに学ぶべきです。

上世屋でも南向きでいち早く雪が消える吉岡喜代志さんの家の前の土手に、鶯のように春を告げ咲き始めました。
『ひかり受け 嬉々と咲きたる 福寿草 母なる大地に 褒められたのか(伊勢谷伍郎)』

『火星は東に 月・木・金は西に 愛し家内を真ん中に』
2012.3.27
 夕焼けのかぎろいを吸い取るかのように青みを増す西の空に輝やく天体が三つ。まだ冬木立のこずえにかかる下から木星、金星、そして月。迫力満点の天体ショウです。26日夕方から夜にかけては、等間隔でほぼ一直線に並んでいました。この現象、七年ぶり、04年11月以来のことなのだそうです。
 東の空には、もう一つ明るい星。火星です。この火星は、軌道が楕円なので年によって接近する距離が変化するのが特徴です。今徐々に地球に近づいているといいます。前回の大接近は2003年。9年ぶりです。
 ここで一句! 『火星は東に 月・木・金は西に 愛し家内を真ん中に』
火星も月も金星も木星も美しく明るく輝いているがうちの嫁さんは、それよりもっと美しく明るく輝いているぞ、という意味!
 それにしても、 「月は東に昴は西に、いとし殿御はまん中に」(※与謝蕪村「菜の花や 月は東に 日は西に」の制作に影響を与えたとされる丹後の古謡)。この表現のあけすけで大胆で熱烈なこと。古謡にはこんな句もあります。
◎ 器量に迷わず 姿にほれず わたしゃ あなたの気にほれた
◎ お前さんとなら 味噌漉しさげて おから買いでもいとやせぬ
◎ 好きな殿御に添わしておくれ 親に一代添わりゃせん
など。
◎ あんた死んでも 墓へはやらぬ 焼いて粉にして 白湯で飲む
の愛情表現にいたっては、与謝野晶子も顔負け。「忍」のイメージで丹後の女を語る人もあるようです。丹後を支えたのは確かに女性、自分をしっかり主張する力があったからのことなんだとこれらの歌は語っているようです。
 そうそう、木星・金星・月、この列に火星が加わるんだそうですよ。15年11月に。

3月10日、京都府立丹後郷土資料館(ふるさとミュージアム丹後)で、柿渋の型染め栞作り体験をしてきました。現在開催中の企画展「みせます丹後のお宝-丹後の暮らしと柿渋-」に合わせて、柿渋の効果を体験的に知ってもらおうと実施された講座。20人近い参加者に交じって体験しました。

1)染め抜きたい絵柄を下書きし、カッターで切り抜きます。(左:桜の花びら)

2)栞の台(厚紙に和紙を貼ったもの)に(1)の型紙をあて、上からふ糊を塗ります。下の写真で浮き上がって見える桜の花びらは糊です。

3)その上から柿渋を塗っていきます。そお~っと、優しく優しく。

4)ドライヤーで乾かします。

5)しっかり乾いたのを確かめてから、水に濡らした平筆で糊の部分を落としていくと、型抜きした部分だけ白くなるはず…。

だったのですが、乾かし方が足りなかったのか、にじんで絵柄が白くなりませんでした・・・。お隣の女性の方が「柿渋を塗ったら、すぐにドライヤーで乾かしたほうがいいみたい。ほっておくと裏面から和紙ににじんでしまうみたい。」とも言われました。

リベンジしたのがこちらです。世屋の柿渋作りの師匠からは、「どじょうかぁ?」と笑顔で。

いいえ、ど、どじょうではありません。。。

ムーミンシリーズのニョロニョロなんですが・・・。

師匠に教えてもらったシナ縄を穴に通して完成!ありがとうございます。

◆丹後郷土資料館の企画展 ぜひお越しください。

http://www.kyoto-be.ne.jp/tango-m/cms/index.php?page_id=0

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