君に初めて会ったとき、「きっと異星人にちがいない」と思ったよ。だってそのかっこうが・・・ あまりにも変、変。 変なんだもん!
けれど、よくよく考えてみたら、ふだん見慣れないだけで、君は地球の生物だった。海の底で泥の中の栄養分を食べて、きれいになった泥を吐きだす生活をしてるんだって。何てつつましやかな生活。ガレキもプラも燃えないゴミも出さないんだ。私は恥ずかしいよ。何か地球にいいことしてるかなあ~・・・って思うと。 天橋立や宮津湾がきれいなのは君たちブンブクのおかげだ、きっと。
晩秋から初夏にかけて、天橋立の浜辺でひろえるよ。
コシダカウニ、モミジガイ、ツメタガイ、オオヘビガイ、ヤツデヒトデなどに混ざって、4匹写っているのがヒラタブンブク。いつ出会ってもブンブクは死骸なんだけれど、五放射相称の模様は、きれいで不思議でしばし見とれてしまう。 ありがとうブンブク、宮津湾に住んでくれて。 そしてこれからもよろしく!
(棘皮動物門 ウニ綱 ブンブク目 ひらたぶんぶく科 ヒラタブンブク
簡単にいうとウニの仲間、殻は♥型 英名にはハートという言葉が
はいっている。 次回は宮津湾の別のブンブクを紹介するから。
ヒラタブンブクには4月からの天橋立ガイドウオークでも会えるよ。)