宮津エコツアー · akamatsu

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君に初めて会ったとき、「きっと異星人にちがいない」と思ったよ。だってそのかっこうが・・・  あまりにも変、変。 変なんだもん!

けれど、よくよく考えてみたら、ふだん見慣れないだけで、君は地球の生物だった。海の底で泥の中の栄養分を食べて、きれいになった泥を吐きだす生活をしてるんだって。何てつつましやかな生活。ガレキもプラも燃えないゴミも出さないんだ。私は恥ずかしいよ。何か地球にいいことしてるかなあ~・・・って思うと。 天橋立や宮津湾がきれいなのは君たちブンブクのおかげだ、きっと。

晩秋から初夏にかけて、天橋立の浜辺でひろえるよ。

コシダカウニ、モミジガイ、ツメタガイ、オオヘビガイ、ヤツデヒトデなどに混ざって、4匹写っているのがヒラタブンブク。いつ出会ってもブンブクは死骸なんだけれど、五放射相称の模様は、きれいで不思議でしばし見とれてしまう。  ありがとうブンブク、宮津湾に住んでくれて。 そしてこれからもよろしく!

(棘皮動物門 ウニ綱 ブンブク目 ひらたぶんぶく科 ヒラタブンブク

簡単にいうとウニの仲間、殻は型 英名にはハートという言葉が

はいっている。  次回は宮津湾の別のブンブクを紹介するから。

ヒラタブンブクには4月からの天橋立ガイドウオークでも会えるよ。)

去年(23年)、ある方が「天橋立の松が大変です。赤いもんがようけついとるんです。病気でしょうか」と言って、歩いていた私をひっぱって智恩寺境内へ。「ああ、これねえ~、松の花ですよ。」というと「えっ、松にも花が咲くんですか」と。  しばらくして「花が咲かな実がならんわなあ、 ハッハッハッ。えらいすんません。」  何度も詫びを言って立ち去った。  いいえ、気が付くなんて、あなたはステキな方です!

マツに限らず針葉樹の花はジミなんです。

上の写真はクロマツの雌花。

下の写真はアイグロマツの雄花。

雄花の花粉が飛ぶ頃は「花粉情報」が出ますからよくわかります。

アイグロマツはクロマツとアカマツの雑種ですが

どうやって見分けますか?答えは下の写真。

(写真はアカマツの葉の横断面。宇治市植物公園・中井勇博士 撮影・提供)

樹脂道のある場所が違うのです。 針葉の各横断面をみると、確実にアカマツ、クロマツ、アイグロマツがわかります。樹脂道って? 知りたい人は天橋立ガイドの勉強会が4月12日に、ガイドウオークが21日にありますから、違いをガイドさんに聞いてみよう。 21日には実体顕微鏡で花粉の観察もします。 花粉の形がよく見えるよ。 天橋立には、二葉松(にようしょう)のほかに三葉松(さんようしょう)や五葉松もあって、見て聞いてさわって、帰るときにはきっと あなたは『松博士』。 天橋立で待ってまーす。きてね!

プカプカのんびり自由で気楽でいいなあクラゲさん癒され効果で飼育する人の多いのが分かる!天橋立の水戸(運河)を眺めていると、常時5種類くらいは泳いで?(漂って)いる。でも写真うつりが本当に悪い。カブトクラゲも、エビクラゲのように浜辺いっぱいに打ちあがっていたのだけれど、写真じゃゼリーが落ちているようにしか見えない。水の中では透明で、波が光るとシャッターチャンスなし。打ちあがったものをひっくり返したら砂まみれに。もう、コロッケになってしまった! 水ぬるむ春、天橋立に来てクラゲ探検しませんか。まだ風が冷たいから上着を持って来てね。

アカクラゲ(おきくらげ科)触手の刺胞毒をうけると痛い痛いいたい!

           

アカクラゲ (おきくらげ科)海水浴場の嫌われ者。

刺胞毒が強い。 

 

エビクラゲ (いぼくらげ科)夏季に九州や瀬戸内海でみられる。死滅回遊してきたか?

エビクラゲ (いぼくらげ科) これは珍しい。夏季に九州や瀬戸内海沿岸で見られるクラゲ。

10月の写真だから死滅回遊か?

             カブトクラゲ (かぶとくらげ科) からだに色素がなくほぼ無色透明のクシクラゲ類

カブトクラゲ (かぶとくらげ科) からだに色素がなくほぼ無色透明。

クシクラゲ類で、光るスジ「櫛板列」を8列もつ。

            

              

オワンクラゲ (おわんくらげ科) ノーベル化学賞をうけられた下村脩氏の研究されたGFP 

で一躍有名になったクラゲ。

(GFPは緑色蛍光タンパク質のこと。GFPは無毒であり、生化学の実験分野で蛍光標識として広く用いられています。)

          

 

 

天橋立でビーチコーミングしてきました。3人でゴミはゴミ袋へ、みつけた宝物?はナイロンの宝袋へ拾い分けて1時間あまり、小天橋がすっかりきれいになりました。宝袋の中身は、貝殻、板きれ、木の棒、ビーチグラス(波に洗われて丸くなったガラスのかけら)などなど。冬の貝殻は強い波に洗われてきれいです。小天橋(しょうてんきょう)の浜にはナミマガシワが多く、たくさん拾いました。

ナミマガシワ(なみまがしわ科)は2枚貝。ほかのものに着生(ちゃくせい)するので形がいろいろ。2枚貝には左殻と右殻とあって、ナミマガシワは左殻が少 し大きい。穴が写っていますが、この穴から足糸を出して、さらに石灰質を分泌してくっつくところを築いて付着します。穴のある方が下ということです。

浜辺に散らばっているのはたいていが左殻です。内面が真珠光沢で艶々としてきれいなのでそれを生かして作りました。形の変化を利用し、色の組み合わせを工夫して少しいびつに作ると、花に動きがが出てきて楽しいものだから、たくさん作ってしまいました。みなさんも、薔薇づくりに挑戦してみませんか。

天橋立ガイド部会では、6月「ビーチコーミングしてビーチクラフトしょう」講座を開きます。申込、まってまーす。

 天橋立観光協会からの依頼で、モニターツアーに行ってきました。「パワースポット巡り」と「三所詣で」の両方に参加しました。お客様が4,5人と少人数でもあり、エコガイドの案内には向いていると感じました。まあ、手前味噌ですが・・・。

 勉強になったのは、ガイドさんの時間への気配りです。また、ガイドさんの説明に聞き入るお客さんの表情を観察できてすごく今後の参考になると思いました。順次予約が入っているそうなので、ほかの部会のみなさんも参加してみませんか。申込を待っています。

                  

最後に、見ると幸せになるおしゃれな植物を紹介しましょう。ばら科オオズミです。知りたい人も会いたい人も天橋立に来てね!

 天橋立ガイド部会:赤松とみこ