2012/06/04
一度いってみたかった、「この1枚を撮るために、カメラを持ってきた!と。
それに近いことを毎晩いっているんですけど、、、、そんだから、かみさんも相手にしてくれなくなって。写真愛好家の方ってそんな境遇のかた多くないですか。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
2012/06/03
宮ノ前の飯尾醸造富士酢用米田の田植えが昨日から。
参加は全国区で、南は九州・久留米、北は仙台からと言うことです。安心安全でなおかつ美味な食をはぐくむのは、環境への愛があってこそ成り立つ、そんな姿勢に賛同した人たちです。

そんな様子を興味深そうに写真撮影する人たちも。宝塚からとのこと。世屋のことは、テレビで見た!HPでも。
宮津・世屋の情報は、京阪神エリアの自然や写真絵画に関心を持つ人たちに、確実に届いているようです。
高地の田の夜昼の寒暖の差は、稲の生育にメリハリをつけます。夏緑樹林から湧きたての水には生活雑排水は混じりません。
雨や風、雑草や害虫やイノシシたちから稲を守るのは、専属スタッフのIさんたち。割には合わないけれどとぼやきながら、飯尾さん、共生する生き物たちが確実に増え、生態系が豊かになっていることに満足顔!向井康夫先生(京都大学大学院地球環境学堂研究員)の調査もそれを裏付けており、まもなく論文になるとのこと、私たちも、その一端を昨年の研修で見せていただいた研究の発表、楽しみです。

お昼の休憩は、世屋高原休憩所で。
2012/06/03
ギンリョウソウ(銀竜草、学名:Monotropastrum humile )はシャクジョウソウ科の多年草。真っ白です。光合成により有機物を作り出す葉緑素をすててしまった植物です。別名ユウレイタケ。

これに出会うと、森は6月。豊かな森では必ずであいます。反響も大きいです。森の命のつながりを語るのに、いい素材です。が、やっかい!説明がややこしい。そうかと言って時間をかけてもいられない。

さて、Mさん!200字で、というとどう料理されますか。!!、キーワードは、腐生植物 ・ ベニタケ属菌類・ 菌従属栄養植物・ラン科植物。 ガイドさん頼んでよかったねえ!となること請け合い植物です。
2012/06/03
漢字通でも、難儀する!「木天蓼」。もくてんりょう=マタタビ。
さて、そのマタタビの目立つ季節になりました。あの白い葉は、何?鳥のうんちとおしっこでしょ!すごい鳥がいるのね。里の林では、何かと話題になるものです。

ガイドとしては、整理して引き出しに入れておく必要を感じます。
そこで、つかみネタ俳句。
「木天蓼の 大風呂敷ぞ 藪包」む (たけお)
マタタビのしげり具合を大風呂敷ととらえたこの俳句、納得しませんか?

次に、その葉の白いのは、鳥のおしっことうんちではないことの説明です。彼らの葉の白化。そこにはどんな魂胆があるのか、です。
「送粉昆虫を誘引するサイン」であろうとする説に出会いました。確かに、花は、葉裏に隠れた花は昆虫には見つかりにくいです。
さわふたぎも白。
エゴノキも白。
ホタルブクロも白。6月の花は白です。
また、白化する葉は、花をつける蔓の先端のものだと言うことです。蔓アジサイやイワがらみなどの装飾花の果たす役目と同じと説明してよさそうです。この時期、同じように葉を白化させる植物に半夏生があります。
和名語源は「ネコにマタタビ」と言うくらいの薬効から、「又旅」とよく言われますが、そうではなく、アイヌ語語源説が有力と言うことです。冬の丸意味の形が亀の甲に似ている、それをアイヌの人たちは、「マタタムブ」とよんでいたと言うのです。

「木天蓼や 花ちる岩の たまり水」 星野麦南
ちなみに、ネコ科であるライオンやトラなどもマタタビの臭気(中性のマタタビラクトンおよび塩基性のアクチニジン)に特有の反応を示すそうですが、フジバカマと浅黄まだらの関係に似ているのかもしれません。