宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2012/06/01
休憩所周辺にフジバカマを植えています。狙いは、浅黄まだらをよぶことと藤織りの里にフジバカマ、語呂合わせキャッチコピー作り!。

(手前がふじばかま。その向こうのピンク色はややフライング気味のナデシコ。)

フジバカマは地下茎で増えます。昨秋に植え付けたのが、この春、芽を出し育っています。
今日、その上を舞う一頭の蝶。


(写真中央の右よりのらしきもの 拡大してみてください。止まって美しい色を見せてくれませんでした。)

?!!あさぎ、、!
ええ、そのあさぎマダラ。北上中に立ち寄ったのでしょうか。秋には、仲間を連れてまた立ち寄ってほしいです。

2012/06/01

一つ目。どうしたの?水袋下げて!

「水道が濁って使えない。」どうしてえ!。「滝の上で工事しているやろ。」ええ、そうなんです。上世屋の水道は、銚子の滝の下で取水しています。昨年地滑りを起こしたのは、その滝の上。

開通に向けての工事の影響です。水の里・上世屋のとんだ珍事。ちなみに、現場の工事責任者の方、「秋の紅葉シーズンには必ず開通します」とのこと。
二つ目。村の入り口の六地蔵さん前の拡張工事が終わりました。

あとは、山側法面の整備だけです。

2012/06/01
世屋高原休憩所に行きましたら、三脚を立て里を撮影中の先客。

車は大阪ナンバー。話しかけてみたら、枚方から来た 「上世屋」の棚田や民家、サクラのすばらしさを知人からきいたので、とおっしゃいました。「知人から聞いた!」これって、「口コミ」じゃないですか。
今見時の花は、とおっしゃるので、高原のサクラうつぎ(タニ卯木)とおおふけのレンゲツツジの群落に案内しました。

遠雷のお客をもてなすかのように、雲が切れ、折から傾きかけた日が当たってくれました。

(さくらうつぎ)

(レンゲツツジ)


さて、そのレンゲツツジ、周辺部の湿原では、めっきり数を減らしています。園芸目的の採集です。特に悪質なのは販売目的の園芸業者だと言います。大切に見守りたいものです。

2012/06/01
二つの花が世屋街道を登坂中!です。
まず、卯の花。タニ卯木を追って登っています。え、知らなかった?うつぎのはな、早口で10回言ってみください。「うのはな」になりませんか。


万葉集に歌われる万葉植物でも、24首は多いです。
『霍公鳥 鳴く声聞くや 卯の花の 咲き散る岡に 葛引く娘女』
(ほととぎすの鳴く声を聞きましたか、卯の花が咲いては散る丘で葛を引いている娘さん。詠み人知らず)
ちなみに、くずの新芽は食用になります。
卯の花とホトトギスはセットです。

(だれかわたし呼んだあ?よんでへんよんでへんおかしいたしかホトトギスとか、あんたはやまじのほととぎす)

そこで有名なこの歌。
1 卯の花の におうかきねに
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
しのび音もらす
夏は来ぬ

2 五月雨の そそぐ山田に
早乙女が 裳裾ぬらして
玉苗植うる
夏は来ぬ

3 橘の かおる軒ばの
窓ちかく 蛍とびかい
おこたり諌(いさ)むる
夏は来ぬ

4 楝(おうち)散る 川辺の宿の
門遠く 水鶏(くいな)声して
夕月涼しき
夏は来ぬ

5 五月闇 蛍とびかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花さきて
早苗植えわたす
夏は来ぬ       (詩・佐佐木信綱)

日が落ちて、蛍が飛び交う頃になっても、田植えは続きます。


ちなみに、卯の花には、花が梅の花に似たウツギ、梅花うつぎがあります。これは、丹後半島の先端部、伊根の方に多く見られます。世屋では、下世屋より上にはないようです。
もう一つの花は、ジャガイモのはな。
じゃがいもの花の三角四角かな      波多野爽波


日本にもたらされたのは、16世紀末。、飢饉をしのげたのもジャガイモのおかげと言われる「御助芋」。
新じゃがをほかほかと食ひ今日を謝す   大野林火

そんな命のイモが歌にならないわけがありません。
♫泥まみれではありますが じゃがいもは美しいのです
浅黒い皮の中に みずみずしい白さがあるのです
握りしめて ごらんなさい 暖かみが残るでしょう
大地の中で 育てられ 土に息づいて来たのですから …
私が忘れないのはジャガイモの土のにおいです。
泥まみれではありますが じゃがいもは美しいのです ♫

「 じゃがいもの歌 」. 詞 窪田 亮・曲いずみたくコンビの作品です。

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6月も見所満載、世屋の里!
せやかいどう(世屋街道)してもいかなあかん
・・・・お後がよろしいようで!

2012/06/01
6月になりました。みなづき。田んぼに水を張る必要のある月「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」説が個人的には好きですが、田に引かれて、川の水が少なくなるのも事実、水無月にも共感します。いずれにしても、6月のキーワードは「水」。


水といえば、緑のダム、ブナ。世屋の大ブナの葉も濃く茂っています。ミネラル豊かな水を里に送って、米作りを見守ります。

5月31日
撮りにいらっしゃいませんか、初夏の日差しに光り輝く世屋の里は、今が一番みずみずしいですよ。。世屋の撮影は、日が斜めから差す時間。私は午後、日が西から当たる時間が好きです。

生き物を育てる里の人は、花も大切に育てます。花は、先祖様への供養花、客人のもてなし花。

静香さんや照美さんの家のかどの花を撮らせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

平成24年6月17日(日)に京都府宮津市の下世屋で、ふる里会議世屋が主催する【活きていこうこの村で「ふる里の今と未来は」】と題するトーク&ディスカッションが開かれます。その事業に協賛して「天空の里・世屋を旅する~世屋五地区巡り~」をガイド部会で行います。定員20名様をご案内して、畑(はた)、下世屋、上世屋、木子、松尾の五地区を巡ります。

世屋・高山ガイド部会の皆さまは、ガイド・スタッフとしての参加をお願いします。当日とその下見(15日・金・午後)に参加できる方は、役員までご連絡ください。  <midorimushi>

天空の里・世屋五地区巡りのちらし

2012/05/30
Sさんが投稿された1枚のミカン畑の写真(未分類・♫みかんの花が)に対して、早速、「この時期の由良はみかんの花の香りで、特に夜はむせかえる様な魅惑的な香りに包まれます。学生時代、大阪から帰省し、由良駅のプラットホームに降り立つと、みかんの花の香りがして、「ああ!帰ってきた。」とほっとしたことを思い出します。今でも、故郷と言うとみかんの花の香りが一番に浮かびます。
子供のころは、嫌々親に連れて行かれ、みかんぼりを手伝わされました。雪が降るまでに収穫しないといけないので。よくサボって山の上の坂道から海を見下ろし「みかんの花が咲いている~」と気持ちよく歌ったものです。由良の国道を車の窓を開けて走りたくなりました。」というコメントが寄せられています。一言、1枚が「・・・・たく」させる、うねりを作り出す力をはらんでいます。HPブログが、人と人をつなぐ大きな可能性を実感させる一例です。


さて、そのみかん栽培、丹後半島沿岸各地で転作奨励品目として、植え付けられました。今でも、大切に守られているみかん畑が橋北にもいくつかあります。日置では、丸丹そばから、左に日置公園に抜ける道脇にこずえごしに海の見える畑があり「むせかえる様な魅惑的な香り」に見せられ群がるミツバチの羽音が聞こえます。ここのミカンは、夏みかん。冬に雪をかぶる黄色い実が印象的です。5月の連休に、道路脇で販売しておられました。
ちなみに5月のブログ投稿数、これで99だと思います。どなたか、あと一つ!

みんなの様子が生き生きしていたのは、土に苗を植えるという作業が、大人は大人なりに、子供は子供なりに土の生気、大地からのメッセージを五感の隅々まで受け取る作業だからなのでしょう。

土を楽しむ群像 1 (着用されている衣服は、ご自分で織られた藤布製。木綿以前の民衆、農民の衣類はこのような身の回りの自然素材から繊維を採り織物にしていました。万葉集にも藤布は登場します。作者 大網公人
“須磨の海女の、塩焼き衣の、藤衣、間遠(まとほ:織目が粗い)にしあれば、今だ着なれず”)


土を楽しむ群像2 (小川の水は冷たいけど、田んぼの水は温かいよ!)

土を楽しむ群像 3(この田んぼをみんな連れで植えきられました。)

土を楽しむ群像4(僕、まだオタマジャクシ!わけないか、丈夫な手足が生えている)

5月28日、快晴。命の里で、輝く命達。

わし、トノサマガエル!

わしの友達、ヤマアカガエルのお玉、元気だろ!

わしの卵

わしの宇宙

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