真夏の世屋高原の夜。
流れ星、いっぱい見た!

テントを開けたら、シカが覗いてたよ。
ペンズの子等の夏キャンプ。

マルバ大ヤナギが大テント。
おじいちゃんの夏の畑のプレゼント!
アスペン泣いた赤鬼の森は、みんなで作るチルドレンプライベートランド。

施設も、さらに充実して待ってるよ!
生きもの共生サイト認定申請中のマルや農林園はオールシーズン対応、
楽しみ方さまざま、お問い合わせください。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
三日続けての雨。
ちなみに4日の同じ場所。相当の雨量でした。
それにしても丹後に、小町さんあり。水は天からもらい水、というとおり、雨は、天のかみさまの司られるもの。小町さんが丹後大宮町の五十河の小町公園で、天の神々に、徳のある雨乞い歌を二首も詠じて、心を神々の心を動かしてくださったのです。
↑ 雨乞い小町 北斎
①「千早ふる神もみまさば立ちさばき天のとがはの樋口あけたまへ」
※天の戸河 (あまのとかわ)は天の川のこと。天の河とも書き、、天の安の河 (あめのやすのかわ)ともいう。(ちはやぶる神も、日照りを御覧になられたなら、大急ぎで天の川の水門を開けて下さい)
②「ことはりや日のもとなればてりもせめさりとてはまた天が下とは」
まったく道理だ この国を「日の本」というのなら 日照りもするだろう そうかといっても またこの国を「天が下」(雨が下)とも言うではないか(それなら雨が降ってもいいだろう)

、、、、はたして、この雨が小町さん効果かどうか、その評価は、人それぞれにありますが、稲、庭木始め山川草木、こぞって随喜して喜べり と、歴史に記録される雨、それほど嬉しい雨だったのではないでしょうか!
米がない、、しかし、、あるところには あったのです
続いて、起こったのが、水がないない。。 こちらは、ほんと、

まったく日照り渇水で雨が降りません
丹後では、7月 平年なら180㍉は降るところが今夏は25㍉ 程度。
が、あるところには あるのです、、、
ジャアジャアぼこぼこザアザアジャブジャブ
雨乞い小町ゆかりの三重の谷です
ちなみに 小野小町さん、彼女が名を挙げたのが雨乞いの歌と舞い
旱天の折一首の和歌を詠じて雨を祈つた処、忽ち雨の降り出でたと云ふ故事

「日の照りけるに雨乞の和歌詠むべきせむじありて
♪千早ふる神もみまさば立さわぎ天のとがはの樋口あけ給へ」

まさしく 千早ふる神の開けたる 「天のとがはの樋口」とは、ここのこと、
その名は 瓜破の水、、、

※瓜破の意味 高野山の開祖である弘法大師(空海)がこの地を訪れた際、お供えされた瓜を自らの杖で割って、人々に振る舞ったという伝説。 もう一つは、この地に天から瓜が落ちてきて自然に破れたことから、神聖な土地として「瓜破」と呼ばれるようになったという伝説。
♪こっこっこ こまちさん 水が ほしいか そらやるぞ みんなで 仲良く汲みの来い♪
では、日照り渇水の夏なのに、なぜ、ここに出るのか、、、
「森はまるでスポンジのように雨水を蓄え、ゆっくりと地中に浸透させることで、川や地下水を潤します。 この役割を担うのが、森の土壌とその上に積もる落ち葉や枯れ枝です。 これらは雨の衝撃を和らげ、土壌を守る大切な役割を果たします。 土壌に積もった腐葉土が1センチに溜まるには100年もかかると言われており、時間をかけて豊かな土壌が作られます。」こういうタイプの湧き出しかたなら、水量は少なくなっているはず!
その謎、地学から迫れるようなのです、、、。その秘密とは、、、2つ、まず、山が大陸基盤の花崗岩であること、さらにその山の形成は山田断層という活断層由来であること、この断層形成の過程で、基盤の花崗岩には、亀裂が無数に入ってっているはず!水はその割れ目に染みこんでいるのでしょう、こういうタイプの場合、染みこんだ水は20年かけて、染みだすのだそうです。いわば、山全体が水瓶だとしたら、、、「弘法様は、その秘密を知っていて、、そういう清水を、瓜破水と名付けられたのではないかと、推察しましたが、、?
海に水あり
まさに、海の京都!
しかし、山に水無し!
緑の森の蓄えもギリギリ。
世屋川河口付近も、河原状態。
海に行く水が止まっています、
このままでは、海がひあがってしまいかねません!
ことほどさような今年の夏の高温小雨、そこには
基礎に温暖化を置いたラニーニャ現象、ダブル高気圧、、、、そういう原因、背景があるということです。
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猛暑の大きな要因の一つとして挙げられるのが「ラニーニャ現象」です。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の中部から東部にかけて海面水温が平年より低くなる現象のことを指します。
この現象が発生すると、日本では夏は猛暑、冬は厳冬になりやすい傾向があります。
現在、太平洋熱帯域の海面水温はラニーニャ現象に近い分布を示しており、この影響でフィリピン近海の対流活動が活発化します。その結果、日本付近への太平洋高気圧の張り出しが強まり、日本列島に暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるのです。冬の厳しい寒さの記憶も新しいかもしれませんが、それと同じメカニズムが、夏には逆に厳しい暑さをもたらす原因となっているのです。このラニーニャ現象の影響が続く限り、夏は暑くなるという基本的な傾向は変わらないと考えるべきでしょう。
原因②:強力な「ダブル高気圧」の発生
日本の夏を暑くする太平洋高気圧に加えて、今年は「チベット高気圧」の動向にも注意が必要です。
チベット高気圧は、チベット高原上空で暖められた空気がつくる非常に背の高い高気圧です。
このチベット高気圧が日本付近まで張り出してくると、上空で太平洋高気圧と重なり合う「ダブル高気圧」という状態になります。
このダブル高気圧が発生すると、二つの高気圧が一体となって日本列島をドームのように覆い、強烈な下降気流によって地面付近の気温を著しく上昇させます。
その結果、35℃以上の猛暑日が連続し、特に内陸部などでは40℃前後の「酷暑」となることがあります。7月下旬から8月前半にかけて、このダブル高気圧が発生する可能性が指摘されており、この夏一番の暑さのピークをもたらす要因として厳重な警戒が必要です。
原因③:止まらない地球温暖化
ラニーニャ現象やダブル高気圧といった気象現象は、毎年の夏の暑さを左右する変動要因ですが、それらの土台となるベースの気温そのものを押し上げているのが「地球温暖化」です。
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ちなみに、ラニーニャ現象やダブル高気圧か、こういうとしはな、冬多雪豪雪になるらしいぞ。
そう言って、エアコンの設定温度を下げる、、、
一般的にはそうですが、しかし、主食を作る田んぼではそうはいかない現実が眼に前に。
おりから、稲は水の必要な出穂期!
用水を流れる水が心細くなっています。場所によっては、乾いた餅のようなひび割れが生じているところもあると言うことです。
ふううううーー!
雲どの、あなたは水の塊のはず、、、心があれば、バーあーっと散水していただけないか、、、稲が手紙を書きました、、、
世界の子どもに届けてやりたいのです、、、
そうしたら、それが届いただって、、、
天気の神さん、、いま、今ですで、、出番は。
↑ 宮ノ前 飯尾醸造棚田
※ 追伸 ①
呼ぶより誹れ、と言うように、ぶつくさが通じたのか、5日から11日に欠けて、「5日(火)からはこれまでの天気傾向からは一転、前線が北陸付近まで南下して、雨が降りやすくなるでしょう。農家の方にとっては恵みの雨となりそうですが、6日(水)~7日(木)は、前線の活動が活発化し、警報級の大雨となるおそれがあります。」とかで、宮津付近では計90㍉の雨との予報。
※ 追伸②
天気予報が更新されました、雨は8月7日午前中に確率80%で降ると傘マーク。その降水量予想、午前八時九時にそれぞれ、1㍉。つまり1m四方に1リットルですから、雀の涙とはこのことです。
サンショウモ!
下世屋梅本きよっさんの下田田んぼで見つけたサンショウモの保全を、新たに上世屋マルや農林園に移して試みていましたが、この夏、完璧に成功!
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サンショウモ科 サンショウモ Salvinia natans (L.) All.
●形態
浮遊する水草で、冬枯れする一年草。茎は伸張し、葉を対生状に付ける。それとほぼ同位置に水中に伸びる茎状器官があり、一部は根状、一部は胞子嚢となる。葉の表面には微細な突起が多生し、水をはじく。胞子には大小二型あり、秋に熟し春に発芽する。
●分布
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、台湾、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカ。
◎府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域(絶滅)、山城地域(絶滅に近いが、現状不明)。
●生存に対する脅威
水田への除草剤の使用、水の富栄養化。
◇京都府カテゴリー 絶滅寸前種
選定理由
昭和40年代以降激減し、府内の残存数はわずかである。現在は丹後地域に見られるだけになっている。
※環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
※近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
○必要な保全対策
上記の原因を排除する。人工栽培は比較的容易なので、自生地を復元することも可能である。
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湿地湿田の環境を整えただけなのです・
それだけで、本来、持っていた多様な生態系が劇的に回復してくること、あらためて認識しました、
ちなみに、ブラ丹後さんが2020年7月の「京都府最後の生育地、丹後下世屋での宮高F探の保全活動」を、ユーチューブで取材してくださっています。

棚田景観は圧倒的です。併せてご覧下さい。
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キタノメダカも、大繁殖。 黄色や青色のイトトンボの仲間も飛ぶようになりました。
さて、フクジュソウ、
ヒメザゼンソウ、
これに加えてサンショウモ、、
上世屋に三つの絶滅寸前種が並びます、これらは、場所の環境も花の時期も異なります、そこが面白くかつ難しいところです。どう保全するか、
身近な『仲間』のことを考えることは、自分たちのことを考えること、
一緒に考えませんか!