宮津エコツアー · 10月 2012

10月 2012

2012/10/17
海産物なら、「橋立やまいち」さん。


生鮮魚介類から干物まで、 宮津・橋立の海の旬が並びます。

あさり。

ハマグリ。

ハマグリ、「淡水の影響のある内湾の砂泥底」という環境が破壊され、いまや環境省レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類。

うご。

鮮魚たち。

お店のお奨めは、サバの味醂干しやへしこと言うこと。

丹後の地酒の品揃えも万全。

売り手はいずれも橋立小町、

いせいもいいし愛想もいい。

地域のイベントもしっかりとアピールしていただけます。きよっさんとかずこさんじゃないですか、このポスター。

心を込めてお見送り。

トイレ休憩にも気軽に立ち寄れるお店です。

 

世屋高原・ブナ林縦走黄葉トレッキング(終了しました)

宮津市と京丹後市をまたぐ広域ウオークです。海・里・山が一つになった丹後の里山を堪能ください。 概要 丹後半島高 […]...
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2012/10/16

花や紅葉そして夕焼けをたのしんでいるうちに日が暮れました。


風も冷たくなりました。中へおはいりになって虫の声など楽しみながら、さあ楽しく飲みましょう!

「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」

定家さん 新古今集所収の「秋の夕暮れ」を結びとした3首。三夕の和歌の一つです。花も紅葉もなかりけり、、、、等にこだわったたそがれ歌というような取り上げ方には賛成できません。


広々とした空間感はエコツーリズムの歌です。
単純に、昼のモミジと秋の花見の部終了、夜の部開幕宣言歌と解釈すればいいのではないですか。

「見渡せば花も紅葉もなかりけり里山世屋の秋の夕暮れ」


合力の家のいろりに火が燃えていますよ、ぶた汁ができています、世屋満開もわいてますよ。

地元地区公民館活動の一環、子どもたちが地引網を体験しました。

場所は濃松お手植え松の近く。網を引き寄せる間に、大きな魚が次々と網を飛び越えて逃げていく、子どもたちは気が気でない。保護者のお母さん曰く「魚も学習効果で賢くなっている!」

子どもたちは網の持ち方を教えてもらいながら大物が逃げた後 どれだけ獲れているかな?中には触るとトゲで刺される怖い魚 アイゴ(ハラクチ又はバリコ)も

タコ、イカ、アジ、サヨリ、カワハギ、クロダイ・・・・めぼしい獲物は子どもたちに均等配分残りも子どもたちに。順番を決めてつかみ取り。

2012/10/15
小川さんげの前の畑のダリア

(↑ 10/16)
世屋高原休憩所ののこんぎく

休憩所藤棚ソバのフジバカマ

美枝子さんげの角のシュウメイ菊

(↑ 10/15)

(↑ 10/16)

のうだの田んぼのシシウド

畦のミゾソバ

里の秋を演出する花たちです。

2012/10/15
てるみさんが六十年は育て続けるソバ畑。

周りには、稲木、笹葺き民家、そして、仏さんへの供え花。


見事というほかないとは里山の役者を従えたこのソバ畑のこと!


そのてるみさん、さっきここで草刈りをしていたかと思うと、もう別の畑で大豆引き。

いそしいひとというのは、彼女のこと。はたけのことは、何を、いつ、どのように、なぜ、、みんな頭の中に入っている。親の言葉となすびの花は一つの仇もない、とは彼女の口癖。

母親に教えてもらったことをやっているだけ、と笑う。

 

2012/10/15
「寒くなった、工場閉鎖するからさ ぼちぼち蛇口しめるよ」
「オーケー 了解」


草木にとって葉は光合成によってエネルギー源になる糖を製造する工場。温帯の広葉樹は、来たるべき冬を落葉してしのぎ、春再び葉を出します。水の供給が停止され葉緑素が作られなくなると、その陰に隠れていた黄色いカロチノイドや紅いアントシアニンが目立つようになるというわけです。
最低気温が10度くらいで工場閉鎖の準備に入るものが多いそうです。


そのもみじレースの先陣をきるのは、ハゼ(上)や桂(下)。

また、ブナも黄葉を始めています。

(↑ 新観音前のブナ 10,12)

ちなみに、世屋高山ブナ林の黄葉の盛りは、11月初旬です。

 

2012/10/15
晩秋の光景、「秋起こし」。

秋起こしについて「久保田」さんいわく、「秋起こしをすることで、土の中に空気を入れ、土を柔らかくします。また、稲刈りで残されたワラや、その他の草などを早く腐らせます。これにより雑草を抑え、春に入れる肥料を少なくします。そのため春の耕うんがラクになるとともに、肥料に掛かるコストも抑えることができます」いいことずくめです。


一方、秋起こしとは違う手をかけて冬を越すということを説く農法もあります。冬期湛水、つまり、イネ刈り後、ワラの散らばる田んぼに水をはっておく農法。、米ヌカやボカシ肥、さらにミネラルなどを蒔いておくのが味噌、

微生物がそれをエサにして、繁殖するのです。すると田植えに必要なとろとろ層が断然厚みのあるものができ、雑草の種もその下に沈んで生えにくくなるというおまけもついてくる。なにより肥料効果も大きく収穫量も反収10俵の実績がとのこと。
こちらを紹介するのは、「現代農業」くん。

ちなみに、合力の会の田んぼには、この農法が取り入れられている田んぼがあります!


「サンショウモくん、どっちが住みやすい?」


うーん、微妙、わたしが住んでいていいの?機械を入れて大規模に省力してやろうとすれば田んぼは乾いていなければいけないでしょ!

※ サンショウモ シダ植物 サンショウモ科世屋の里の水田にわずかに残っています。

京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C

2012/10/14
秋の楽しみは、「夕暮」です。

(↑ 10/14 世屋高原)
日が傾き始めると、そわそわして夕日がさしてくる方向ばかりを見ています。
「山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三 つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるがいと小さく 見ゆるは、いとをかし。」

つまり、中宮様、秋のエコツーは夕焼けがようございますよ、と清少納言さん。

(↑  ↓ 10;13 弥栄町)

残念ながら、夕日は、平地のほうが彩りは華やか。

(↑ 10/16 大宮町)
日が高いうちに山に隠れる高原の夕焼けはこのような風情を醸し出すことはできません。

(↑ 若狭湾の夕景)

けれども、高い雲を峰が照らされる様子は高原でないと味わえません。

2012/10/14
「野菊の坂」の野紺菊にお客さん。

世屋のキアゲハは豊富にあるセリ科のシシウドを主な食草にして暮らしている。


まもなく冬。このお客さんの産む卵は、今年、成虫になることはない。

蛹で世屋の長く寒い冬を越す。でも、だいじょうぶ!

その耐寒力は、マイナス190度を超えるというから、想像もつかない。

 

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