秋とはいえまだ、秋分の日。なのにお茶の花!
(↑ ↓下世屋)
一番花にしても早すぎない?
ちなみにお茶はツバキ科。日本への伝来は1191年。
飲用だけでなく、ミカン、サンショウ、ショウガなどと組み合わせるとかぜ、頭痛、下痢等にも効果があると言うことで、自家用に広く栽培されていたものです。
お茶の早すぎる開花!と思えば、近くには時ならぬツツジの花 。
これもどうなってるの?
沖縄、まさか!瀬戸内の島、まさか!
宮津ですよ、日置ですよ、ニシガキマリントピア五号館ですよ、「オーガニックフレンチのお店、ビオ・ラビット」さんですよ!
世屋の里でのカントリーウオークと里山伝承暮らしの技体験そして、世屋川河口のレストランでの地元山野の命を食材にした土産(おい)しい「創作オーガニックフレンチ」のコラボ 『世屋の川が結ぶ ウオーク&イート』のイート会場です(^.^)。
シリーズの5回目の体験メニューは、「世屋の里で陶芸を」 。 師匠白石さんが 準備してくださったのは、抹茶茶碗コース。
会場は、合力の家。囲炉裏で燃える火が見守ります。
該博な知識をユーモラスにかつ複雑な工程を手際よく指導いただいて、二時間が瞬く間。
「焼き物を見る眼が変わりました」とお客さん!
さて、イート!世屋からはツルボ、ケンポナシ、上世屋のジャガイモを。
さあ、どうだ!里山からの挑戦を対馬シェフは受け止めて、さらに海から取り寄せていただいた海の幸とをお皿の上でコラボしてくださいました。
そんなシェフに、2回目の参加のお客さん(M女様)から最高で素敵な贈り物、和歌。
「山菜を フランス料理に 工夫する シェフの心の 深さを思ふ」
「ほんのりと バターの匂ひ 漂ひて 若葉の色の ワラビのポタージュ」
「十薬に ウツボグサ混ぜての 食前酒 不思議な味の 百薬の長」
さらにガイドにも、、、。
「夏草の 茂る湿原に誘(いざな)はる 曇り硝子の 向こうのトキソウ」
「梅雨曇り 夏の訪れ待つ花の ヌマトラノオ咲く ここの湿原」
「谷間より 霧立ち上る 岩肌の 山あじさいの 青の静けさ」
、、、、
五回シリーズで企画した海・川・里・山、そして人を結ぶウオーク&イートのエコツアー、今回で企画満了です。
ご支援ありがとうございました!
引き続き地域に根ざしたローカルな「今だけ・ここだけ・あなただけ」のエコツアー、ご案内させていただきたいと思います。今後ともよろしくお育てください
観察会昼のお弁当は世屋高原休憩所で!
そのお品書き!
木子ファームペンションさんが、今回も手の込んだお弁当をつくってくださいました、グレート感謝(^.^)
一階や周辺では飯尾さんたちの稲刈り体験ツアーの皆さんもお昼、
日曜の今日は40人を越す参加とか。飯尾醸造さんもエコツーリズム推進協賛企業さん
ちなみに、こちらのお弁当は、木子のペンション「自給自足」さん謹製。
今日木子の2つのペンションは60個近い弁当の注文をさばいてエコツアーを支えてくださいました(^.^)。
私たちは、二階展望フロアで、、、
開所以来最高の利用人数!世屋高原休憩所の面目躍如(^.^)
午後は、世屋川水源の森、岳山を観察。
でるわでるわ!
カラスのゴマ
種子が小さいのでゴマ、人に利用されることはないので「カラス」というのが有力な語源説。
また、草本なのにシナノキ科。茎の繊維が強く、麻の代用ということです。
※多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/…/karasunogoma.html – 参照
「キクバトコロ!」
カエデドコロと比べて「葉は掌状に切れ込み、側裂片の先は尖る。」というのが特徴。
えぞりんどう?
特徴がエゾっぽい、、、ということですが、要精査。
ヒゴスミレ!
「葉が5つに裂け、それぞれの裂片はさらに細かく裂ける。エイザンスミレは3つに裂ける。」
シャクジョウソウ!
イチヤクソウ科シャクジョウソウ属の腐生植物(菌根植物)。その果実。花は 褐色の ギンリョウソウ(銀竜草) と言った感じ。
岳登頂記念!
講師を務めていただいた光田重幸先生(前列中央)にグレート感謝(^.^)
ちなみに光田先生、NHK文化センター京都教室で「探訪・里山の自然」の講座をご担当。「落ち葉の中にひっそりと咲く花、道端に何気なく転がっている石、エビフライのような形にかじられたマツボックリ。そこには、はるかな大地の歴史と日々の生き物の営みが秘められています。 京都や周辺の里山を日帰りで訪ね、草花や樹木、鉱物などの観察を通じて里山の自然を楽しみ、人と自然の関わりを考えます。」 年六回の講座を10年お続けですが、事前の下見調査など綿密な準備のうえのぞまれるということで毎回盛況。
詳しくはwww.nhk-cul.co.jp > NHKカルチャートップ > 京都教室 -で。
そんな願ってもない講師さんにお願いし研修できたのも、京都府の「地域力再生支援事業」の助成、つまり府民の皆様の支援を得てのこと。こちらにもグレート感謝!
オーガニックレストラン「ビオ・ラビッ」トさんでも、
「まる丹」そば屋さんでも
チラシが活躍。
また、産経新聞の催し物欄で見たから!と峰山、網野の方のの申し込みがあったことが今回の特徴でした。
観察道
♪青い空 白い雲 どこまでどこまで続く 僕の夢は高く 雲を越えて行くよ♪
ポンキッキの初代オープニング曲。白い雲を浮かべる青い空、そして夢が越えていく雲、その空はおそらく秋の空です(^.^)。
9月21日、丹後の空は高く澄んでいました。
(↑ 世屋川河口から世屋方面の空)
そこで、青空ツアーイン丹後。
空の青を、都会と対比したふるさとの色として歌ったのは石川啄木さん
「病のごと思郷のこころ湧く日なり目に青空の煙かなしも」
(↑ かみせやから高山ブナ林方向)
松山千春さんも青空の歌い手でした。
♪青い空を見上げた 流れる雲よ 略 遙か遠いわたしのふるさとは今
略、、、かえりたいね すぐにも あふれる思い 振り向いたなら、幼い日のわたしが 一人たたずむ♪
(↑ 飯尾さんの稲刈り)
♪涙ふくハンカチの色した雲が北へと流れていく
きっとどこか遠い国で ボクより辛い心の人がいるのだろう
おおい雲よ ボクはいいがまんできるよ
その人の瞳に浮かんでくれ
おーい雲よ涙をふいてあげたら
その人の瞳は空の色だろう♪
白い雲をハンケチに見立てた武田鉄矢さん、ドラエモンの挿入歌。
(↑五十河の里 内山ブナ林方面)
さらに広げて、安心安全自由のシンボルとして青空を歌ったのが黒坂正文さん。
♪ ぼくらの街にも青い空が ほしい白い雲の浮かぶ真っ青な空がぼくらの街にもでっかい広場があったらみんなで手 をつないで走れるのにな※でっかい広場と青い空と ぼくらの夢をください …、♪
(↑ 上世屋 岡の前のいなき)
様々な思いを受け止めて、どこまでも高く青い空と雲、、、、
(↑ 日置のコスモス)
青空ツアーに出かけましょう
明日から飯尾醸造さんたんぼの稲刈り!無農薬酢の原料米の稲刈り体験にお客さんが見えます。
というわけで、休憩所には、『美味しんぼ 66』
『まごころに応える食品』というタイトルで、一般の3倍もの、しかも無農薬栽培の米を原料にして酢造りを行う飯尾醸造さんをたずねるというストーリーです。
その農薬、今あらためてクローズアップされています。殺傷力の強い農薬はさすがに使われなくなり、少量で効き目が長持ちというのに切り替わりました。例えば、ネオ二コチノイド系農薬。稲作でも、カメムシ防除に使われています。しかし、少量でも殺虫剤は殺虫剤、少量でも他の生き物にいいわけがありません。ミツバチや赤とんぼの異常の原因と疑われているのです。 この農薬、EUでは、使用を一時停止して、研究する措置を取りました。
人間も喜ぶ!生き物も喜ぶ無農薬!
みんなが気をつけている世屋では、赤とんぼもミツバチたちもたくさんのびのびと飛び回っていますよ。