宮津エコツアー · 6月 2014

6月 2014

既報(6/13)のムシの名前判明。

京都府海洋センターにメンバーが聞いてくれました。

 

生きものの世界がうまく機能する役目、海辺の掃除屋さん「ヒゲナガハマトビムシ」で、長いひげを持ち胴長約2~3cm。

海辺を歩くと飛びついてくるトビムシの仲間で、エビやカニと同じ甲殻類。

DSCN8306 左同DSCN8302 これは? これは少し小型

DSCN8402 トビムシDSCN8405 左同

消防団とありますから、火の用心ということなんだろう、あるいは団員になろうという意味もあるのかなあと思いますが、「消防団」がなければ

人を愛しよう 富士山に登ろう と言われているようなものです(^.^)

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趣旨には賛成、。私も協力します。そしてその表し方は無限。

ではさしあたって何から?と看板に聞いたら、看板の「世屋」の文字は、どうこたえるだろうか、とふと思いました。

「まず来てください!」

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あるいは、「乗ってくださいませんか」

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さらには「草刈りお願いできますか、、、」

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等と、人口減少率94%“残存率6%”の世屋の里の看板は答えるのではないでしょうか。

ちなみに、ナデシコも、こういうてます。

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「私もまってるから」、

 

看板の後ろに咲いているうすクリーム色の花。

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ミズキと言っても二つあって「クマノミズキ」のほう。

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世屋では、標高の高い所にミズキ、低いところの湿った場所にクマノミズキが生育し、夏至の頃、梅雨のさなか、アザミの花の終わりを見届けてから開花します。

夏至直前。

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日の入りもマックス遅くなって、この高さで、6時55分。海岸付近での夕陽スポットでは水平線に沈む夕日をねらうカメラ愛好家で賑わっていることでしょう。

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その夕日と対峙するカーブミラー!

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「いいところに立ててもらってしあわせー」と思っているカーブミラー、京丹後市チン百景かもしれません(^.^)

ちなみに立っている場所、小町温泉、ふれあい工房まえ。

シリアゲムシがお食事しているのはモリアオガエルの卵塊。

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訳あってニシガキ袋の中で産卵してしまったのを水溜の縁においたら、シリアゲムシがやってきたのです。
群がっているように見えますが、お食事しているのはメス、オスはその間に交尾するのです。ちゃっかりしっかりしています。英語名「スコーピオンフライ」

ササユリ。6月の野の御姫様。

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色目といい香りといい花姿といい心理的に格別な印象を刻むものの一つでしょう。そこで、ササユリチェック

1 ご神花とする神社

大和一宮 大神神社(おおみわじんじゃ)。三輪山を御神体として、大物主神を祀ります。。
ちなみに丹後一宮籠神社のご神花は「藤」…

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2 群生を取り戻した観光地
高山市荘川地区はじめ、各地に地域住民の方が保護育成につとめるササユリ園があります。中でも「すごいね!」は、豊橋市伊古部町の「ササユリの里。
そのHPからの引用。
「渥美半島にササユリはたくさんあったそうです。薪を燃料にしなくなり、山の木を切らなくなったためササユリに適した環境が失われ、近年はみられなくなっていました。平成5年の初夏、かってササユリが群生していた伊古部町の太平洋岸の山中で1株のササユリを見つけ、色々調査・研究しそのササユリから種を取って7年、大切に育てた幾つかの球根を海岸近くの山に植え、草刈・消毒などをこまめにこなし平成15年ごろには多くの花の咲く「ささゆりの里」になりました。保存会の活動のおかげで、伊古部町南椎ノ木谷1-1の山にササユリがたくさん咲いています。毎年6月10日前後の土曜日と日曜日にササユリ祭があり, 観賞者にお茶のサービスがあり,夏に咲く草花の苗や鉢植えのささゆりも販売します。」“一株から種を取り栽培をはじめ10年かけた!すごいじゃん!”です。
植物ですから栽培はできます。しかし、コスモスやナデシコのように種を播くと次の年には咲くと言うものではないのです。
3 栽培研究
「秋に実ったササユリの種は翌年の秋に地下で芽を出します。夏の暑さを30日余り、冬の寒さを20日余り体験しないと発芽しません。 オニユリは翌春発芽するのに対し、ササユリは翌々春でないと発芽しないのです。」と「ササユリ研究博物館」さん。小さな種から根をだし芽をだし球根を太らせて初めて花をつけるまで5~8年を要するというのです。

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さて、ところで、その「すごいね」への挑戦がじつは丹後でも“あそこ”で始まっているのです、、、こういうあたりが、、、ほんとの【丹後の秘密】なんですね。

6月14日夜に、参加者が自分たちでツアーを企画する「秘密の丹後 ひらけごま」が、天橋立ユースホステルで開催され、早速翌日に「里山」編が上世屋で行われました。

京都新聞記事(平成26年6月16日)を転載させていただきます。

h26.6.16付け京都新聞記事

ヨイショヨイショ、、、そうつぶやきながら千代子さんは仕事されていたそうです。芋茎畑に埋もれるほど小柄でなお腰の曲がった老農婦のつぶやきを、「藤織り」を伝わってきた世屋の里の風土に返そうと試みていた井之本さんが聴き止めました。

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それが、山里の風土に人生を置いて生きた千代子さんの暮らしを見つめ、活写した写真集のタイトルになりました。撮影シーンにまつわる説明も貴重な現代人へのメッセージ。「合力」と「ヨイショヨイショ」は丹後を読み解く二大キーワードなのかもしれません。

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限定印刷です。ガイドの会に10冊融通していただいています。頒価1300円です。

山の里も現代社会に浮かんでいます。哀しいことも少なくないはずなのに、みじんの暗さも感じないのは、自然と共にあるかぎり生きていけるというるスタイルに支えられているからでしょうか。坂野石油においていただいた分を手に取られたお客さん、2冊求めていかれたそうです、、「これみたらなんにもいえんわぁ!」と。

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連絡・問い合わせは 080-2517-6999 へ

森本たんぼにコウノトリ三羽。

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さて、コウノトリも漢語系の言葉のようです。『日本語源広辞典』ミネルヴァ書房 2010 とか『語源辞典 動物編』東京堂出版 2000 には「鸛は中国語で、「鸛、カン+の+鳥」が語源。ンの表記のないころの日本読みで、コウと読んだ」とあると言うことです。鸛鶴コウヅルとも呼ばれていたといいいます。

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コウノトリの舞うことが当たり前の光景だった、そのころは「コウノトリ」でなく「ツル」と呼んでいたとは古老の方のお話。と言うことは、ツルにまつわる地名や物語は見直す必要があるのではないかという問題が生じます。そのことに「コウノトリ物語第4話|コウノトリCSR|JX日鉱日石エネルギー」が触れています。つまり「コウノトリの恩返し」だったのではないかねと。興味深い指摘でした。

お見事!

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捨てる?そんなばかな、宝物ですから。6/15世屋の里丹海バス巡りのためにもぐもぐさんが作ってくださったお弁当パッケージなんですけれど、「今だけ、ここだけ、あなただけ」みんなそろっているじゃないですか(^.^)

、、、ということで、Oさん。これは皆さんにお持ち帰り頂くべきものでしたね。

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