宮津エコツアー · 2月 2017

2月 2017

雪富裕層、

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たしかに!

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冗談いってないで、おもてぇーえ、

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つぶれるぅーうと叫んでいる我が事務所兼ギャラリー!

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さて、その屋根が耐えている具体的は重さは、1立方メートル分で、『新雪』で 50~150㎏、『しまり雪』の場合は 250 ~ 500㎏ なんだそうです。屋根の積雪は築年数材質工法によって強度が異なるので一概には云えないのですが、50cm以上だと要注意・90cm以上になると危険だといいいます。

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屋根の面積が20坪の場合では しまった雪が30㎝ だと 「約10トン」近いの荷重になる、ということ。

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つまり、このダンプが荷を載せた状態で載っている!
まして、1メートルを越す積雪となると、、、三台も載せている!

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ふうわりふわふわしているくせに、なんとも雪は曲者です。

 

 

「電子レンジに上世屋をすっぽり入れてチーン、どうだろう!」

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「名案だ」

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カップラーメンに湯を注いだりするようにインスタントに春が来たらいいのですけれども、、、。

そんななか金治郎さんも雪布団。

けれども困ったのは本が読めないこと!

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金治郎さんが本を読めない、そりゃ気の毒だと、「金治郎さん救出作戦!」

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スノーシューメニューのひとつでしたが、これは楽しいことでした。

ちなみに人と金治郎さんの高さが同じですが、普段はこんな高さです。

金さん②

こんなに積もることもありました。

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さて、これからは、、、!

 

 

スノーシューウオークのおもしろみは、普段入られないところへはいること、実に単純なことです、けれど、奥は深い!当然ながら高さや角度やポイントが変わるじゃないですか。展望がひろがります。見え方も変わります。その事で得られる感動は塞がった壁が崩れるような、もう少し前へ進んでみようとか、積極的な気持ちが生まれそんな事にもつながります。

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さて、前夜から降り積もる雪、

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上世屋へ向けて懸命の除雪も間に合わないかも知れない、そんな不安がよぎる中、スノーシューウオーク実施できたのは花美世屋の守護神せやひめ様のご引き立てご配慮だったでしょうか!神々の住まう世界を多くの人に見せてもらってくれと眩しい青空までのぞかせてくれました。。

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危ない、重い暗い冷たいそんな物には近寄らないのを文化文明とする風潮のなか、教育や子育ての現場からはナイフすらも禁じ遠ざけられて、人間は野生を失っていく一方!そんな現状ですけれども、宮津高校とフィールド探求同好会の皆さんの{行きたい・行こう・行きなさい}といった勇気と決断と見識には心から敬意を表したいと思っています。

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この様子、NHK15日PM6時から

ニュース630 京いちにち

16日

ぐるっと関西 おひるまえ

でリポートされます。

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日常から非日常の世界に一変した景色を人は白銀の世界とか雪化粧とかと言う言葉で表しますけれど、それはまた、天は人間にまだ絶望していないというメッセージなのかも知れません。

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そんな世界に分け入ることを可能にしてくれるのが「花美世屋高原スノーシューウオーク」

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観光協会、もしくはガイドの会へお問い合わせ下さい。

夜!

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朝!

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現在130cmです、

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昭和年代は160cmというのが、平均積雪でした。

よく降ったなぁ!感はありますけれど、ようやく平均に近づいたというところですか

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平成28年大雪として語り継がれるには今ひとつ努力不足!

(いやいやそんな努力はしてほしないない!)

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日本海上で風と風がぶつかり合って雪雲を作っている

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ふり詰めに止み間なく降り続く降り方!珍しい降り方には、こんな事情があるということです。

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降り方がそうなので、積もり方も1時間に5~10cm。

11日明けてみると、、、。

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天牢雪獄!丹後中が、上世屋体験というところです。

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これも、12日のスノーシューウオークのお膳立て。

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2月は旧暦の正月月。

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そう考えれば「ありがたいことです!

ばっさか(馬場坂)を登れば、、、

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(はい、ばっさかをのぼれば!)

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そこは、、、(そこは、はい!)

ばっさかをのぼれば、そこは雪国だった、、、

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丹後というのは、北国でもなく かといって南国でもないわけですが、 標高300mより高いところは「雪国」といえるようです。

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ただし、300mを境いこの標高より上にあった村々の大半が、廃村に。

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ことほどさように暮らしに重くのしかかる雪ですが、その雪の下にも、春を待つ命!

 

 

 

 

水面に広がる波紋!

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こちらでも。

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こちらでも。

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産卵に現れたヤマアカガエルの雌の奪い合いなんです。くるるるぅ くくくくぅくくっくくっくくるぅ

にぎやかですよ。

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決着はあっさりしたものです、一匹の雌に雄一匹。ペアーが決まったら邪魔はしません。

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春のファンファーレは花屋から、とおもっていませんか!

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ちがうんです、春の一番ファンファーレを吹くのは、ヤマアカガエルたち。
世屋の谷ではもう産まれていますよ、春のこどもたちが。

ちなみに、2月8日は暦では立春の次候。啓蟄は3月になってからです。

如月 立春
立春
初候 東風解凍 2017/02/04 二十四節気の最初の節。この日から春。
次候 黄鶯睍睆 2017/02/08
末候 魚上氷 2017/02/13
雨水
雨水
初候 土脉潤起 2017/02/18 雪が雨に変わり、雪や氷は溶けて水となる。
次候 霞始靆 2017/02/23
末候 草木萠動 2017/02/28

「僕の前に道はない」

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深い真実を単純な言葉で表す、それが詩というものです。

「僕の後ろに道は出来る 道は僕のふみしだいて来た足あとだ」

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高村光太郎の詩『道程』の一節です。

さて、12日に予定で冬の森を案内するのは、高校生たち。みんな進学を目指しているということですが、すでにきまった生徒さんやいままっしぐら、あるいは模索中、いろいろですが、とくに自然や歴史などフィールドを学びの場として探求することに熱意を燃やしている皆さんということなので、楽しみにしています。

歩く道を求め拓き歩いていこうという彼らには、雪山を、この『道程』を吟じながら歩くことを勧めますね。100行を越える長編ですけれど、思い当たる場面に遭遇するかもしれません。

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、、、、、、、、、、、、、、、、、、

どこかに通じてゐる大道を僕は歩いてゐるのぢやない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立つてゐる
何といふ曲りくねり
迷ひまよつた道だらう
自堕落に消え滅びかけたあの道
絶望に閉ぢ込められかけたあの道
幼い苦悩にもみつぶれたあの道
ふり返つてみると
自分の道は戦慄に値ひする
四離滅裂な
又むざんな此の光景を見て
誰がこれを
生命(いのち)の道と信ずるだらう
それだのに
やつぱり此が生命(いのち)に導く道だつた
そして僕は此処まで来てしまつた

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此のさんたんたる自分の道を見て
僕は自然の広大ないつくしみに涙を流すのだ
あのやくざに見えた道の中から
生命(いのち)の意味をはつきり見せてくれたのは自然だ
これこそ厳格な父の愛だ
子供になり切つたありがたさを僕はしみじみと思つた
たうとう自分をつかまへたのだ
恰度そのとき事態は一変した
俄かに眼前にあるものは光を放出し
空も地面も沸く様に動き出した
そのまに
自然は微笑をのこして僕の手から
永遠の地平線へ姿をかくした
そしてその気魄が宇宙に充ちみちた

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驚いてゐる僕の魂は
いきなり「歩け」といふ声につらぬかれた
僕は武者ぶるひをした
僕は子供の使命を全身に感じた
子供の使命!
僕の肩は重くなつた
そして僕はもうたよる手が無くなつた
無意識にたよつていた手が無くなつた
ただ此の宇宙に充ちみちてゐる父を信じて
自分の全身をなげうつのだ
僕ははじめ一歩も歩けない事を経験した
かなり長い間
冷たい油の汗を流しながら
一つところにたちつくして居た
僕は心を集めて父の胸にふれた

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すると
僕の足はひとりでに動き出した
不思議に僕は或る自憑の境を得た
僕はどう行かうとも思はない
どの道をとらうとも思はない
僕の前には広漠とした岩畳な一面の風景がひろがつてゐる
その間に花が咲き水が流れてゐる
石があり絶壁がある
それがみないきいきとしてゐる
僕はただあの不思議な自憑の督促のままに歩いてゆく
しかし四方は気味の悪い程静かだ
恐ろしい世界の果へ行つてしまふのかと思ふ時もある
寂しさはつんぼのように苦しいものだ
僕はその時又父にいのる
父はその風景の間に僅かながら勇ましく同じ方へ歩いてゆく人間を 僕に見せてくれる
同属を喜ぶ人間の性に僕はふるへ立つ
声をあげて祝福を伝へる
そしてあの永遠の地平線を前にして胸のすく程深い呼吸をするのだ

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僕の眼が開けるに従つて
四方の風景は其の部分を明らかに僕に示す
生育のいい草の陰に小さい人間のうぢやうぢや這ひまはつて居るのもみえる
彼等も僕も
大きな人類といふものの一部分だ
しかし人類は無駄なものを棄て腐らしても惜しまない
人間は鮭の卵だ
千万人の中で百人も残れば
人類は永久に絶えやしない
棄て腐らすのを見越して
自然は人類の為め人間を沢山つくるのだ
腐るものは腐れ
自然に背いたものはみな腐る
僕は今のところ彼等にかまつてゐられない
もつと此の風景に養はれ育まれて
自分を自分らしく伸ばさねばならぬ
子供は父のいつくしみに報いたい気を燃やしてゐるのだ
ああ
人類の道程は遠い
そして其の大道はない
自然の子供等が全身の力で拓いて行かねばならないのだ
歩け、歩け
どんなものが出て来ても乗り越して歩け
この光り輝く風景の中に踏み込んでゆけ
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、父よ
僕を一人立ちにさせた父よ
僕から目を離さないで守ることをせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

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この冬の森「岳山」で待っていてくれるのは、「高村光太郎」その人かもしれませんね。

※ このツアーの様子は、15日(水)夕方六時からの番組でnhk 京都放送局から紹介される予定です。

逆さ「内山」!

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人は流水に鑑みるなくして、止水に鑑みる―人莫鑑於流水、而鑑於止水―
□[原文](荘子 内篇 徳充符篇 第五)仲尼曰、人莫鑑於流水、而鑑於止水、唯止能止衆止。
□[書き下し文]仲尼曰く人は流水に鑑(かんが)みるなくして止水(しすい)に鑑みる。唯(ただ)止(し)のみ能(よ)く衆止(しゅうし)を止(とど)む。
□[原文の語訳]孔子が言う、人は誰も流れる水に真影(実物そのままの姿)が映らないから鑑とはしないで静止した水に自分を映してみる。そうした、ただ止水のような静かな心をもっていれば世間一般の真の姿をとらえることができる。
□[解釈]明鏡止水動揺している時は心を落ち着かせて冷静に。客観的視点で。定点観測することで見えてくること、違いに気づけることがあります。情報が氾濫する現代、情報に流されることないように自分のアンテナをきちんと立てておきましょう。波静かな湖でさえ、水辺を覗きこむと、わずかな波風でも自分の顔が歪んでしまいますが、そんな時でも遠く湖全体を見れば湖面に映る景色はそんなに歪んでは見えないものです。全体・大局観を見る余裕を持ちましょう。
【Author:narupara Category:今日の一言 】

なぁあるほどぉぉお!「止水のような静かな心をもっていれば、、、」ですかぁ、なかなかそうはいきません。

では、次のa ・bのうちどれが股のぞきの内山?

a

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b

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ヒントはこれ、

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つまり正解はb。

この水田で栽培されるお米が正真正銘の「内山ブナ米」です。

眼下に若狭湾、宮津湾。

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丹後半島世屋高原、

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右端金剛童子山の山麓に「味土野」。

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さて、425年前、戦国の世に走った激震本能寺の変は、多くの戦国人の運命を変えました。信長の媒酌で明智家から細川家に嫁いだ明智たまこと細川たま、後の「がらしあ細川」もその一人。光秀勢には加わらなかった細川家ですが、「たま」を救うために全力を尽くします。その第一策が「離婚」の上、味土野幽閉!眼下に見える下世屋→上世屋→駒倉がその味土野への宮津城からの移送コース。

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きびしい寒いとかつらい気の毒、、わたしたちはとかくそんな想像に陥りがち。

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ですけれど、「たまさま、うさぎがとれやした。せいをつけてくだせぇ」

「まあ、ありがとう、それにしてもどうやってこんなにすばしこい物を獲るの?」

「ばいというものをなげますばい、」
。  、案外充実した日々ではなかったのだろうかと思ったりします。

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たまこさんが二回過ごした丹後半島最奥部の冬、スノーシューウオークで体感しませんか。

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