2012/10/26
ハナアブがリンドウを訪れた。
(↑ 花の右上にハナアブ)
「生命は
自分自身だけでは、完結できないように
つくられているらしい」 と
『 生命は 』で 詩人の吉野弘さん。
花も 命だ、 おのれの欠如を他者からみたしてもらう必要がある。
「めしべとおしべがそろっているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
雌しべと雄しべを仲立ちする」と吉野さん。
「生命は
自分自身だけでは、完結できないように
つくられているらしい 」
それは、ときには、切ない命のやり取り。
(のはらうた 工藤直子)で
「もちろん おれは
のはらの たいしょうだぜ
そうとも おれは
くさむらの えいゆうだぜ」
・・・・と、かまきりりゅうじ。
そうだ、きみは真剣勝負を挑んだ武芸者。
けれど、カマキリの表情にも勝ち誇ったよろこびはない、おれは田舎のプレスリーににた力みがどこか悲しいのは、バッタの運命は明日の自分の運命と自覚しているからなのだろうか。
「生命は
その中に欠如を抱き
それを他者からみたしてもらうのだ」科学は、それを生態系という。
おれもそうなのかなあ、とヤマアカガエルくん。
「ま、それはそれでいいけど、さむくなってきた!もう体がうごかない、ぼちぼち寝るよ」