宮津エコツアー · 令和8年総選挙寒波、こんな時は絵本!!

令和8年総選挙寒波、こんな時は絵本!!

2026/02/08

グラフ

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この上に、乗せること一晩で50㎝です、そして継続中、令和8年総選挙寒波として語り継がれるかの様相!!!

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市内から来訪予定のペンズ京都校の雪遊びツアーの中止、お互いに楽しみにしておりましたので、やむをえませんが残念!!

で、代わりのお薦め。

写真:ohayou/イメージマート

絵本は、子どもへの贈りものに最適なアイテム。とはいえ、ぴったりな1冊を選ぶのは、なかなか難しいもの。連載【子どもの本のプロが選ぶギフト絵本】では、絵本の専門家が、プレゼントにふさわしい絵本をセレクトします。

第11回は、子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」店長の茅野由紀(ちの・ゆき)さんが、冬のギフトにおすすめの“雪の絵本”をご紹介。

雪が降り積もる静かな高揚感を味わえる一冊

子どもにとって、雪は特別なもの。大人にとってはいろいろ大変な雪も、降り始めると、やっぱりお子さんはワクワクしますよね。

雪を知るには図鑑や科学絵本を読むのもよいですが、絵本で物語を通して体験するのもおすすめです。今回は、雪の冷たさや質感、特性まで伝わってくるような“雪の絵本”を選んでみました。

最初にご紹介するのは、1998年に刊行され、数々の絵本の賞を受賞した『ゆき』(あすなろ書房)。『よあけ』(福音館書店)をはじめ、多くの名作を残した絵本作家、ユリ・シュルヴィッツの大ベストセラーです。

『ゆき』(作:ユリ・シュルヴィッツ、訳:さくまゆみこ/あすなろ書房)

『ゆき』(作:ユリ・シュルヴィッツ、訳:さくまゆみこ/あすなろ書房)

空も屋根も、どんよりと灰色に包まれた街。そこへ雪が舞い始め、だんだんと積もり、街が雪景色に変わっていく──。物語としては非常にシンプルなのですが、雪が積もるのを待ちこがれる男の子の想いが見事に描かれています。

ひとひらの雪が空から舞い降りるたびに「ゆきが ふってるよ」と、ワクワク感を隠せない男の子。でも、大人たちはどこか冷めたようすです。

「これっぽっちじゃ ふってるとは いえんな」

「どうってことは ないな」

「すぐに とけるわ」

ラジオやテレビからも「ゆきは ふらないでしょう」という声が聞こえてきます。

「けれども ゆきは、ラジオを ききません。」

「それに ゆきは、テレビも みません。」

「ゆきは ただ はいいろの そらから まいおりるだけ。」

そのうち雪はあとからあとから降ってきて、ちらちら踊ったり、くるくる回ったり、次から次へと仲間を呼んだり。やがて、どこもかしこも輝くような銀世界に包まれます。読んでいるお子さんは「やっぱり降ってきた!」「男の子の言うとおりになった!」と、絵本の中ではしゃぐ男の子と同じように胸が高鳴るはずです。

一見すると淡々とした物語ではありますが、語りすぎない短い言葉と見せ方で、静かな高揚感がたしかに表現されています。今はSNSでも動画コンテンツでも、派手でわかりやすいものが好まれがちな時代ですが、お子さんが繊細な心の機能を働かせて、自分で感じ取って楽しめる一冊ではないでしょうか。

この先も雪が降る限り、いえ、たとえ降らなかったとしても、普遍的な魅力でずっと読み続けられる名作だと思います。

あたたかい気持ちになる雪の日のファンタジー

次にご紹介するのは、『ゆきのひのおはなし』(小峰書店)。絵本作家であり児童文化の研究者としても活躍された、かこさとしさんの絵本です。

2018年に逝去されるまで、600冊余りの作品を残されたかこさん。私たち「ブックハウスカフェ」では、かこさんの活動の経歴や優しさにあふれたお人柄、エッセイに綴られた子どもたちへの想いなどに壮大なリスペクトを払い、“かこさん専用の棚”を設けています。それほど私たちにとって特別な絵本作家のひとりです。

『ゆきのひのおはなし』(作:かこさとし/小峰書店)

『ゆきのひのおはなし』(作:かこさとし/小峰書店)

ある雪の日、さあちゃんとゆうちゃんは、元気に遊びに出かけました。りすちゃんやうさちゃん、くまちゃんと雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり、そりすべりをしたり。やがてみんなが家に帰り、夜になると、その雪だるまたちがのそのそ動きだし、おしゃべりを始めて──。

小さなお子さんにもわかる言葉で表現された、あたたかな世界。「しゃんしゃん」「こんこん」など心地よいオノマトペがちりばめられていて、雪だるまを作るようすひとつをとっても、

「りすちゃんが きて、 ころころ ころころ」

「うさちゃんが きて、 ごろごろごろ」

「くまちゃんも きて、 ごろんごろん」

と、音だけで大きさのイメージが膨らんできます。「どうすれば、子どもたちが豊かな気持ちになれるか」「子どもに楽しく読んでもらえるか」を常に考えていた、かこさんの想いにあふれた作品です。

雪は丸めて固められること、すべって遊べること、倒れたり転んだりしても雪があれば痛くないこと。科学的な視点は微塵も表に出さず、物語としてさりげなく雪の特性を描いているところもお見事だと思います。

ちょっとレトロな絵のタッチ、「こうだったらいいな」と子どもの想像をかきたてるようなファンタジーな展開にもほっこり。雪遊びが大好きなお子さんにも、まだ経験がないお子さんにも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

目で耳で【雪の世界】を楽しめる絵本

最後にご紹介するのは、『ゆきのこえ』(講談社)。「第30回 日本絵本賞」「第56回 講談社絵本賞」を受賞した作品で、文は絵本作家で漫画家のおーなり由子さん、絵は絵本作家でイラストレーターのはたこうしろうさんと、ご夫婦で作られた絵本です。

私も大ファンである、おーなりさんが紡ぐ文章は日常にあふれた言葉を使っているのに、つなぎ方や見せ方がとても繊細。心地よく、すーっと心に入ってきます。

子どもたちへの読み聞かせでもおーなりさんの絵本は大変人気で、誰がどんなふうに読んでも優しく届く、不思議な魅力があると思います。

『ゆきのこえ』(文:おーなり由子、絵:はたこうしろう/講談社)

『ゆきのこえ』(文:おーなり由子、絵:はたこうしろう/講談社)

ある朝、男の子は窓の外が明るくて目を覚ましました。

「ゆき! ゆきが つもってる!」

しーんと静かな雪の日の朝。降り積もったばかりの雪を男の子が踏み締めると、足元から音が聞こえてきます。

「くすす、きゅっ。」

「くすす、くすす、きゅっ、きゅっ……」

「ゆきが わらってる! おとこのこは うれしくなりました。」

雪の中でいきいきと遊ぶ男の子のかわいいこと! 「ぱらぱら ぱらぱらぱらっ!」「ぼすん、ぼすん、ぼすん……」。雪が飛び散る音も、深いところを歩く音も、みんな雪の声。耳をすませると、たくさんの声が聞こえてきます。まるで男の子と一緒に遊んでいるかのようです。

音だけではなく、雪のひんやり感からサラサラの雪・濡れた雪といった質感、風の冷たさや湿度まで読み手に伝えているのが、はたさんの素晴らしい絵。圧倒的な臨場感で、その場にいるかのように冬の朝を感じられる一冊です。

「おとこのこの おおきなこえが ゆきのなかに すいこまれて、 しいんと しずかに なりました。」

雪は話しかけるだけではなく、耳をすませて、私たちの声も聞いているのかもしれませんね。まだ雪を知らないお子さんにも、この美しい世界を体感していただきたいなと思います。

取材・文/星野早百合

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天の橋立も、雪でしょう、、、!!

2月12日(月)本日の天橋立雪景色 - 日本三景 天橋立ビューランド

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