終点が山門前までであった成相寺参詣バス路線は、平成17年に成相寺本堂下まで300m延伸された。
バス停標識の上に傘松公園のイメージキャラクター「かさぼう」ならぬ松毬が乗っている。延伸に伴い建物は閉鎖されているが、歴史をたどると昔は宿直者まで勤務していた成相寺駅であった。最終便で降車した一人旅で訳ありそうな客などの行方が気がかりで、安眠できなかったという駅でもある。延伸は参詣者の利便を図るとともに高齢化社会という時代の流れでもあったのであろう。
締まっている駅舎と山門バスはここから300m 坂道を登って本堂下まで行く