2013/01/20
「旅の好きな母親だった、行く先々で思い出を持ち帰ってきたのがちょっとしたコレクションで思い出しては楽しんでいた、しかし、保存することもできなくなった、廃棄するのも忍びない、ほしいモノがあったらわけてやる、」と見せてもらって分けて頂いたのがこれ、橋立土産の古い貝細工。
交通といえば、国鉄の蒸気機関車、京都まで5時間もかかった時代です。丹後の人間にとって、国鉄に乗って天の橋立へ遊ぶのは、ちょっとした「旅行」でした。
それにしても、このものの良さ。戦争から立ち直り、ゆとりが生まれたといえ、旅行などはまだ贅沢。一生モノの思い出の重さにつりあうお土産をつくろう!作り手の才能と作品にかけたあふれる思い入れが伝わってくるじゃありませんか。
分かってもらうモノに持ってもらうのが一番、もってけ!世屋高原休憩所にて展示中。