宮津エコツアー · 「深層崩壊」

「深層崩壊」

2013/02/13
世屋バイパス・下世屋付近から見る半島山塊・高山南東側です。

地滑り地形が見て取れます。カップアイスをえぐり取る巨大なスプーンが目に見えるようなこれぞ地滑りという地形、「深層崩壊」というレベルの地滑りが起こったことを物語っています。
「深層崩壊」の原因は、大量の降雨もしくは融雪に伴う水とされます。大気がんの隆起した堆積岩の地質と特定されています。そういう意味では、この山塊は、深層崩壊の条件を完璧に備えています。(^.^)


その他、地震による大震動も、引き金となるのでしょう。大宝元年辛丑(西暦七〇一年)三月二十一日「丹後の國大地震三日不熄加佐郡大半蒼海となる」……との凡海郷地震は、今の沓島・冠島残して凡海郷全部陥没したとつたえます!
ちなみに、この地滑り斜面、尾根部から下の中腹にはブナ、栄養豊かな土壌が形成されている下部には、トチが生育しています。

また、世屋川河口で生き物採集を続けている、日置の小学生たちは、川の石の中に化石を含んだ石を採集しています。

崩壊した化石を含む地層が押し流されてきたのです。

このページのトップへ