宮津エコツアー · ある花の物語 ~里山早春賦ウオーク 9~

ある花の物語 ~里山早春賦ウオーク 9~

2013/03/30

ガイドは花の話を聞かねばいけません。


花 「何か他の切り口はないの、イヌフグリ=犬のフグリ=犬の陰嚢なんて 耳タコ話やないの。
わたし、ヨーロッパからきたの、、1890年頃。イギリスにいた頃は
「Bird’s-Eye」って呼ばれていたわ」

へえ、鳥の目ですか、青い目の鳥、これは掎紹介しますよ。

花 「それより、クワガタソウ属 という仲間に入れてくれとるようやけど、ゴマノハグサ科 という人がいたり オオバコ科という人がいたりどうなってるの、そのあたり聞かしてほしいわ」

おっしゃるとおりです。遺伝子解析によって  以前はゴマノハグサ科に入っていたのですが、今はオオバコ科の植物ということになってます。

花 「もう一つ、クワガタソウ属 という仲間に入れてくれているけどどこがクワガタなの」
あんた雄しべが二本でしょ、その形が兜の前に付いている クワガタのように見えるんだよ!

花「ねえ、お願いがあるの、私のこと、しっかり写真に撮っておいて」

え?

花「私、明日は咲いてないのよ、今咲いているみんなも昨日の花とは別の花、私たちの咲いていられるのは一日だけだから」
!!そう、そうなのか。でも、これだけの花があるのにアブやミツバチの羽音が聞こえないじゃない、受粉せずに散ってしまうの?

花 「そこはご心配なく、昼からよおくみてて(^.^)」

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