2013/04/09
桂の新芽が広がり始めました。
すっきり立ち上がる木にやや逆光に位置して梢をみれば、日は葉を抜けて、息を呑むほど美しい鮮やかなライトグリーンに変えてくれます。
え、この間は紅色してましたよ、桂は変身するのですか。と気づく方はよく観察していらっしゃる方です。
赤いのは花なのです。 花は、葉が出る前に、開きます。
(↑ 樹木図鑑より借用)
紅色の小さな花です。 雌雄異株。雌花の雌しべの柱頭が淡紅色。雄花も、多数の雄しべの葯がやはり淡紅色。 だから紅色に見えるのです。
桂の花の特徴は、花弁や萼を持たないことです。植物が花弁や学を付けるようになったのは、その後のことです。
葉の新芽は、花の後にでるのです。
二枚目の紅いのは、3月25日。上の黄緑のは4月8日、同じ木です。
※この桂が見られるところ
下世屋から登ってきて、上世屋の棚田にでる直前の急坂の谷川から沢に沿って点々とみることが出来ます。