2013/04/26
ナシは、魔除けの縁起樹とされています。災厄無しに通ず!上世屋にはそのヤマナシが、里を囲むように4本生育し、今盛り!
そのうち二本は、府道の道端にあります。 かなりの高木です。多くの実をつけます。食べるのですか、と尋ねても、古老は美味くない食べた記憶は無いと。しかし、場所的に意図的に保存がはかられている様子がうかがえます。
いつからなぜ、ふと思い付いたのはこの出来事、、、、。
、、、、70軒以上の家が軒を接していたと言います。その里から火が出ました。残ったのは民家一軒と学校のみ。上世屋大火!昭和19年9月2日の事です。火元となった家の方は、ナワを腰に巻いて謝罪にまわられたということです。 神仏も見放したかと思う惨事。里の人は、復興に人事を尽くす傍ら、思うことは、火魔の侵略をなぜ許したのか、です。 そして、その結論の一つは、「風水では、東南・西南の方角から、「衰」の気がやってくる、その方角に怠りがあったのではないか。 火魔はこの方角から入ってきた!」ではなかったのでしょうか。
ヤマナシの咲くのは、村の中心部から見ると東南・西南のようです。
ナシは水気の多い実です。 火魔の侵入を防ぐ守りの樹として、祈りの木として、風水の考えに従って世屋の人はこのヤマナシを植えたのだ、、、、。
確信に近い思いで、毎年の花を撮っています(^.^)