葉の塊の中に口吻をさしこんでいるアサギマダラ。
花の蜜ではないのに、何があるのだろう、目的はなんだろう、そんな疑問を持って、9日間人海岸でのアサギマダラ観察会に参加させてもらいました。
この海岸に寄るのはスナビキソウの群落があるからです。
研究されている方が、スナビキソウへの寄り方を観察して統計にされて紹介してくださいました。
スナビキソウは花もあるのに、圧倒的に花以外の部分に口吻を差し込んでいるというのです。
フジバカマも葉の表面に滲出しているものを吸っていたのです。
セミのように葉の中に差し込める?と思っていましたが、納得。
そのなかに、メスを誘引する物質に変える成分が含まれているのだそうです。
ちなみに渡りが判明したのは、1981年のこと。まだ30数年まえのこと、
謎の多いチョウはたくさんの人を引きつけているようです。