ペアーを作ったモリアオガエル!
メスのふっくらしたお腹には、卵が入っています。約500粒ということです。
カエルは体外受精、背中に乗ったオスはその卵がメスの体から出たときに精子をかけて受精をさせる役目です。
このペアー、これから向かうのは水の中ではありません。木に登ります!
理由は池に集結しているイモリ。
彼らは、カエルにとってどう猛なハイエナのような存在です。水中に卵を産めば産む矢先から食べられてしまいます。それを避けないと種の保存ははかれません。
樹上産卵は、イモリによる食害を免れて生存率を向上させるためのアイデアです。
木が水面に張り出していないところでは、石垣でも畦の草の上でも産みます。
生き物は、種の保存に必要な命の数が確保されればいいのです。無防備な卵より、小さくてもオタマジャクシになっているもののほうが、生き残る可能性は格段に高まります。しかし、樹上に産めば、乾燥から守りと着水する方法を獲得し、それが出来る時期を選ぶ必要があります。それらの条件を満たしたのがモリアオガエルなのです(^.^)
けれども、いつも成功するとは限りません!
重みで水面についた卵塊に群がるイモリ。
ちなみにこのイモリ、宇宙旅行しました。準絶滅危惧種です。惚れ薬として黒焼きにしすぎた!