6月のウオーク&イート
初夏の世屋は梅雨模様、みずみずしい命に触れた感動を、お客さんが歌にしたためてくださっていました。
《ウツボグサ》
十薬に ウツボグサ混ぜての 食前酒 不思議な味の 百薬の長
《トキソウ》
夏草の 茂る湿原に 誘(いざな)はる 曇り硝子の 向こうのトキソウ
《ヌマトラノオ》
梅雨曇り 夏の訪れ 待つ花の ヌマトラノオ咲く ここの湿原
《ヤマアジサイ》
谷間より 霧立ち上る 岩肌の 山あじさいの 青の静けさ
《テイカカズラ》
晴れやらぬ 我の心も 委ねたし 幹にまきつく テイカカズラへ
《ヒルムシロ》
やまあひの 池面の浮草 ヒルムシロ わずかに残ると 守り人の言ふ
《イモリ》
水底の 濁りて生き物 動くたび 形見え来て イモリの手足
食ひて食はれて 生きる定めを 池に見る お玉杓子を 待ちいるイモリ
詠み人 峰山町 森様。
世屋の自然1つ1つに賛歌、五感で楽しみ言葉で決める、、並々ならぬ感性と三十一音に納める言葉の力に感服するとともに、こんなお客さんに恵まれて、企画した甲斐を実感させていただきました(^.^)これらの歌々、世屋高原休憩所二階、展望フロアに掲出させていただいております。