ほらほら出てきて夕陽をご覧なさいな、 空が輝いて真っ赤になってますよ、
はやくはやく出てらっしゃい もう山の端に触れそうですよ、、、、あ、触れた!音、聞こえた!
「夕日のさして山の端いと近うなりたるに、、、」
ふと、人の気配。さらさらと筆を走らす音、、、。
「烏の寝どころへ行くとて三つ四つ二つ三つ など、飛びいそぐさへ あはれなり。まいて雁などつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。」
山の向こうに姿を消してからも夕陽は雲を怪しいばかりに染めていきます。
「 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず」
やはり、秋は夕暮れです。(^.^)