宮津エコツアー · 里山・命の鼓動にふれ、その尊さを知る場所!

里山・命の鼓動にふれ、その尊さを知る場所!

里山・命の鼓動にふれ、その尊さを知る場所!
2012.3,25

 昨夜からの雪起こしの雷鳴、そして今日の降雪。日置からばっさかまでは、問題なし。宮ノ下あたりから轍が出来はじめ、村では約15Cm、標高400mの実力です。岡の上を巻いて滝の上の新観音さんあたりからは20Cm、除雪車がほしいなあと思う積雪でした。 先日の温かい日の明くる日、自動車屋から℡がありました。
「タイヤ交換しませんか」
「4月に入ってから」
正解でした。
 とはいっても、もう3月下旬、里山が春を迎えようとしているその24日。ある番組がNHK・BSで放映されました。
『里山を未来に伝えよう』。取材・岩田有正!ディレクター・氏家力!二人は、世屋の里をとりあげて紹介してくださったテレコムスタッフの方で、日本の里山をとらせたら並ぶもののない黄金コンビ、その製作です。 里山の今日的意義を踏まえて里山の現在から過去へ遡り未来を展望する内容、里山復活への応援番組です。
放映時間がハンパではありませんよ。どれくらいだとおもいます?(解答をすぐに言わない習性が身に付いてしまいました、)
にじかん? ブー!
さんじかん? ブー!
よじかん 四時間ですよ
その四時間番組の「とり」はコウノトリがつとめました。
 豊岡では今40羽、自由に飛び交っている。そのコウノトリが自分が住める環境を探して飛んでいく、その先百カ所。コウノトリは幸せを運んでくるその誘致合戦が広がっている!オリンピックやワールドカップのように金を積まなきゃきてくれないというものではない、環境、生態系を豊かにするだけで、幸せを携えてコウノトリはとん出来てくれる、五十日だった、住み着いてもらいたい百日にしようと、コウノトリが住める環境を作る取り組みが全国に広がっているとの紹介を踏まえ、エンディングへ。ここでは、この番組の意図が繰り返し、人を代えて語られていましたが、紛れもなくディレクター氏家力さんの言葉です。聞き入ってしまいました。きちんと計算された素敵なクライマックスなので、再現しておきます。 その始めをやるのは今森光彦さん。
「コウノトリ復活の土台は環境作り、かって水田は、子どもが魚や虫を捕り遊ぶ場所でもあった。たくさんの関わりがあった。環境をダメにしたのは、田圃は米を作るところ、そんな価値観の単調化。これからは何らかの形でかかわって、使うという参加型に変えていくことが出来るかどうかが課題だ。」と。それを鷲谷いずみさん(東京大学)が「コウノトリが、何が大切か教えてくれた気がします、農業のやり方も変わっていく思います」とサポート。
それをうけて、アナウンサー。
 「自分たちは、恵まれた環境にいたのにつたえてないなと思うんです、こどもたちに。例えば、田圃にいっしょに稲を植えに行こうとか稲刈りしてみようとかそういう体験させてあげるきっかけを大人たちが、私が作って、いっしょにいこうよと出かけることも大事だと思いました。出かけていきたいと思います」と女性がしっくりと語り、男性アナが落ち着いた口調で
「みなさん、どんどんでかけて触れるところからはじめてみてはいかがでしょうか」と呼びかけます。
 ここから最終章、音楽が入ってナレーションと映像のコラボレーション・・・・・ (Nはナレーション、 ①~⑤は、宮崎良子さんなど著名な文化人の語りです。)・・・・・・・・・・

N 日本全国人の暮らしの数だけある里山、
① 自分の近くの一番すばらしい景色の見える里山探していらっしゃい!
N 里山は、命の鼓動にふれその尊さを知る場所です
② わくわくしてどきどきして時にはのんびりリラックスして
N 里山は人々の温かな心が命を育む空間でもあります
③ 優しさがものすごくいいですねそれからねいやしというものを里山に感じます
N 培われてきた自然と生きる知恵が風景に溶けこんでいます。
④ やはり古里の変わらない景色風習とかもそうですけれどもそういうのはやっ  ぱり次世代がまもっていかなきゃいけない
N 次の世代へと伝えたい未来への贈り物です
⑤ 子どもたちが水辺でわいわいと遊んでいる、そういう風景です。
N 皆さんもそんな里山、見つけてみませんか
・・・・・・・・
このように終わります。
「里山は命の鼓動にふれその尊さを知ることのできる場所」、
「里山は人々の温かな心が命を育む空間でもあります」
「里山の風景には培われてきた自然と生きる知恵が溶けこんでいます。」
 これは、全国の畦道、草道、山の道をくまなく歩きつぶさに見て歩いた氏家さんだから言える言葉なんだなあと聞きました。全国のエコツーリズム関係者、がんばれ!そんなメッセージが聞こえるようです。
 せやの里でも自主製作・ガイドウオークのパンフレットがまもなく完成します。ネットでも公開します。「どれどれ ほんならちょっとみせてもらおう」とやってきていただけることを期待し、しっかり準備していきたいものです。

■ 『里山を未来に伝えよう』どなたか、録画されている方おられませんか。実は、録画に失敗(あーあ)。再放送があれば見のがさないようにと思います。(Mさんへ、最後のナレーションは、聞き応えがありますのでぜひごらんになってくださいね!)

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