尖った三角形がカツラの樹形の特徴です。
他の木に先駆けて黄色くもみじするので目立ちます
水気の好きな木です。世屋の谷ではバッサカから六地蔵付近にかけて自生しています。
(↑画面右下 ガードレール付近の下り坂がバッサカ)
ブナ域に近い渓流の湿潤な斜面というカツラの好む天然の環境が少なくなっているので、貴重なカツラです。
葵祭で神人がフタバアオイとともにこのカツラの葉を頭にかざすと言います。生育環境と関係があるのでしょう。
また、春のウオークで確かめたいことですが、この花が興味ぶかいのです。雄花も雌花も花弁無し、萼無し、苞があるだけ、蘂は紅色。葉が出る前に咲くので、木全体が紅色に見えます。