2013年11月16日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
万葉歌人・湯原王は 月を詠むのが得意な方でした。
「 月読の 光に来ませ あしひきの 山を隔てて 遠からなくに 」
「夕月夜 心も萎に 白露の置くこの庭に 蟋蟀鳴くも」
月光に光っているのは、うらにしの雨に濡れた笹の葉です。
立冬に入り、七十二候は「地始めて凍る」。蟋蟀はもう鳴いていません。