いま、ここをベルレーヌさんが歩いていかれましたよ。
「え、ベルレーヌさんが! 詩集にサインしてもらってこよう、ベルレーヌさーん」
、、、、、、、
ベルネールさんは、詩集のこの詩にサインをして、にっこり笑って握手してくださいました。
落葉 (上田敏 訳)
秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し
鐘の音に 胸ふさぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや
げにわれは うらぶれて ここかしこ さだめなく とび散らふ 落葉かな
、、、、こんな場面を想像しましたよ(^.^)
尾根の木々は葉を落とし、風の歌を歌うばかり。
ススキ野の向こうで冬が出番を待っています。
世屋高原が冬の眠りにつくのも間近です。