宮津エコツアー · イノシシとヒガンバナ

イノシシとヒガンバナ

イノシシにめくりあげられた「美味しんぼ」で著名な飯尾醸造の無農薬酢米田の畦(`ヘ´)

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人間の仕業なら、器物損壊罪!110番して犯人を追いそして、捕縛し、大事な畦をなんの恨みがあってこのような所行に及んだか問いただした上で、復元させしかるべき罰を下すということになるのですが「イノシシ」では、、、!

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中山間地ではどこも同じ悩みです、米耕作中は張り巡らす電気柵も雪に埋まる冬期は外します、イノシシもたくさん食べておいて冬を迎えたいわけです。通年の固定策、道路脇のため除雪に支障を来しますので設けられません。電気柵を外し田が雪で埋まるまでの間が問題です。

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周辺の耕作放棄の田畑の草むらに隠れて出てきますのでそれらを刈り払えばいいのですが広すぎる、また、いっそ焼き払えばどうだろう山菜がわんさか出てくるでしょうし、焼き畑をやっていたところですから、、と言う案もありますが、全市の消防団を総動員しなくちゃいけない、危険だと同意が得られない!そんなことでいずれの案も無理なこと、、と、しあんなげくび!

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(↑ 爪楊枝をくわえたイノシシ)
苦しいところですが、最近有毒な球根に期待してヒガンバナをイノシシ対策に起用するというところが増えているようです。

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有名な明日香村などは、「彼岸花まつり」とイベントにまで仕立て上げておられます。効果についての見解は、それでも掘り返すという人もいれば、いやヒガンバナの群生しているところは避けている、ミミズが少なくなっているためだなどとおっしゃる方もいらっしゃいます。稲作伝播とともに広がったヒガンバナ、獣害対策効果はあったのでしょう。

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さて、飯尾醸造さんでは、賑やかに田植え体験・稲刈り体験のツアーをされます。その棚田保全体験を延長して、“みんなの力貸してくれ棚田を守れ、ヒガンバナ植えツアー”など企画していただいたら、エコツー世屋高山部会などは、多いに協賛して参加させていただきますけれど、,,(^.^)

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