やしゃぶしが呼んでくれました。
「ちょっとこんか」
、雪がふっとるわなぁ渋ると
「雪がふっとる時にべんきょうせなんだらいつするくだくだいうとらんとすぐ来い。」
そこまでいわれたらいかんなんですわな、それでいきました。指定されたところに。
それらしくなった花穂に雪が載っていました。雪を載せているところを写真に撮れと言うことかと、、、カメラを向けると
、「あっほ、そつちだにゃあ、、こっちこっち!」
あほといわれてムカッとと思った瞬間、
えぇー!これがあんたがヤシャブシと呼ばれているわけですかぁ!!。
やしゃぶしが、オッほんと咳を一つしました。
つまり、こういうことです。
ヤシャブシどういう漢字を当てるかというとヤシャは夜叉できまり、次のブシは武士、節?夜叉武士ならちょっとすごみがあるお侍、夜叉節なら、♪あらやっとなぁあれよい♪。ちがうんです「五倍子」、タンニンを多く含むことで著名な五倍子なんです。 熟した果穂が夜叉にも似ていて、お歯黒の原料にされたフシ(五倍子)ほどタンニンを多く含むので、あわせて「ヤシャブシ」。そのタンニンが霙雪の中にしみ出していたのです。
そういうことだったんですよ。
やしゃぶしがもう一つ咳をしました。