日が当たると開き陰ると閉じるそんなフクジュソウの花弁の開閉は温度によると言います。
だから、開閉状況を見れば気温が推定できるそうです。
この日の気温は、15度ぐらいだろう!咲いているが満開に開ききってはいない、とか、
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この日は、5度以下でしょう(^.^)と。
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なぜわかるか!こちらをご覧ください。!
「春咲き植物の花の開閉運動と傾熱性gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/club/rs-shidou/3.pdf 」中リップとフクジュソウの花弁の開閉運動と熱の関係を調べられた学生さんのレポートです。
こうまとめていらっしゃいます。
「一旦開花しはじめたものを、5~6℃に設定された冷蔵庫に約30 分程入れておくと、花は
完全に閉じてしまった。その花を、設定温度20℃、30℃で50 分間、定温器に入れておくとほ
ぼ完全に開花したが、再び5~6℃に設定された冷蔵庫に戻すと、また閉じてしまった。」
花弁の開閉が温度による性質を「傾熱性」と言うのだそうです。さらに具体的に温度設定を変えてみた記録と結論はつぎのようです。
「、5~6℃に設定された冷蔵庫内で完全に閉じていた花が、設定温度10℃、20℃、30℃のいずれでも開花したことから、フクジュソウの開花に必要な最低温度は、5℃~10℃の間に存在するものと思われる。また、各設定温度での50 分間での到達開花度は、10℃で20、20℃で100、30℃で67 と、20℃の時が最も大きかった。さらに、その最大開花度に到達する時間も20℃の場合、30 分間と一番短かった。以上の結果、フクジュソウの花には、開花にとっての最適温度が存在するのではないかと考えられる。」
グレートサンクス!
さて熱に反応して動くというのはわかりました。ということはサーモスタットのような仕組みになっているのでしょうか。