おじさんフキノトウ
彼は虫を呼べればいいので、背丈を伸ばす必要はありません。
おばさんフキノトウにミツバチのお兄さん 、中央の黒い物。
受粉ができればフキノトウおばさんは風に綿毛を乗せられるようにさらに背を伸ばしていきます。
このような急速な成長が出来るのは根茎に蓄えた養分のおかげ。雄花と雌花のフキノトウを伸ばしておいてから葉っぱが成長して、大きな葉で春の光りをいっぱいに浴びてたっぷりと養分を蓄え、来春に備えます。地下茎とタケノコとの関係と同じです。
毎年くり返されるドラマにあやかるのが人間。 例えば蕗味噌。
山本海苔店さんが催していらっしゃる俳句庵という句会の2月のお題が蕗味噌。
三作が紹介されていました。
◇蕗味噌の講釈ながき板間かな 小島 昭夫 様
◇蕗味噌や厨に母の古きメモ 久保 久子 様
◇蕗味噌や母との旅は一度きり 林 たかし 様
優秀賞にはどれを推されますか(^.^)※
また鑑賞俳句として 秋山夏樹さんの作品。「蕗味噌の余香の擢鉢浸しけり 」
その蕗味噌と炒り卵を併せて、味醂を足して炒めるとさらにご飯が進みますよとおっしゃているのが対馬シェフ。
試してご覧になりませんか!
※ 三作目