夕日直下の山、
特徴のある形の山です、標高494m
呼び名も格別。まず[日暮れ山] 中郡平野東側の村からは夕日の美しく沈むのが見られるのです。
こうなると、何かを感じます。
阿弥陀様が五色の雲に乗ってお迎えに来てくださったようだ!そこで二つ目、[来迎山」。
さらに、それは土地の神々が仏さんに姿を変えて姿を見せてくださるのだ、と言うことで「権現山」。網野町切畑にあるので、三つ目「切畑権現山。
頂上にある吉野神社は、「根付け」の神様として信仰をあつめ、田植え後や半夏生の頃境内のササを折り取って水田にたてる習慣があったと伝えます。
中郡平野の東にあって夕日を送る丹後二宮の大宮売神社で執り行われていたという古代祭祀の主役は沈む日輪だったのかもしれません。
※撮影場所 京丹後市大宮町小町温泉付近 ※山についての情報 『京都府の地名』平凡社刊