クズ!
くずを見るとよだれをたらす牛たちがいた頃には世屋では「カイバ飼い葉カズラ」と呼ばれて大切な家畜の餌であったので、争うように人はクズを刈ったのだといいます。
放置するもんだから、、、、
状況は竹と同じです。
さて、クズについてわたしの感動したブログ。少し長めですが、引用します。
「古名はクズカヅラだったといわれています。それがクズという呼び名になったのは、大和国吉野の国栖(クズ)地方から、葛粉が多く産出されたからといわれています。この説は、郷土の誇り大槻家の文彦博士の辞書『言海』で説明されて以来支持され、中村浩著『植物名の由来』(東京書籍)でも、「常陸国にも“国巣クズ”というところががあり(中略)常陸国は、特に葛粉の産地として知られていたことはないので、この国巣は植物のクズとは全く関係がない」と述べています。そして、「植物名のクズは、大和の国吉野郡国栖の地名にもとづく呼び名である」と断定しています。しかし、最近の地名学の成果からいって、この説は全面的には肯定出来なくなっています。 クズという地名は、岩手県にも多く存在します。
漢字表記はさまざまでも、これらのクズ地名は、動詞クヅレル(崩、頽)の語幹で、崩れやすい地形に付けられたといわれています。(東京堂出版「地名用語語源辞典」参照)このような地形のところはクズが生えやすく、吉野川の上流だけが特別クズが多いというわけではないのです。ただ、古代日本の中心であった飛鳥、奈良地方に近かったため、吉野の国栖地方がクズの語源と考えやすかったのだと思われます。
古代日本では、各地にクズ地名があり、そこに生えている代表的な植物を、いっとはなく、地名と同様クズと呼ぶようになったと考えるのが自然なのではないでしょぅか。呼称ががすべて中央から始まると考えるのは無理があると思います。
皆さんはどうお考えになりますか。ご意見をお寄せください。」
内容も素敵です。「大和の国吉野郡国栖の地名にもとづく呼び名」と思っていましたよ。
なんもべんきょうしとらんがいどさんやとおもわれかねないとこでした(^.^)
コピペでなくまともに取り組んでらっしゃることもさることながら、特に最後の一句!皆さんはどうお考えになりますか。ご意見をお寄せください。、、、、この謙虚さにしびれました、、、
「緑の番人クズ(葛) 呼び名の秘密
www.teganuma.ne.jp/ichi/shizen/kinokai/kojin/kuzu.html 」
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さて、そこで私のクズ語源に関する『意見』。
クズは地名語源でなく古代の人たちは、ある生き物と見立てて名付けた!ずばり「りゅう」。
九頭竜という川があります、それと関係していないでしょうか。くずりゅうとは九頭竜のこと。
天を目指す龍に見えませんか(^.^)
その先端。
小さくても生き物のようです、
斜陽に透けたその毛は、金色に輝きます。たくさんの頭を持ってひたすら天の高みを目指す勢いをもった生き物、、、それは[九頭竜」。
龍は水の神、秋は台風の季節。山上憶良さんが、クズを七草に入れられたのは、クズこそ龍神様の化身、天災から守ってもらわなければならないと考えられたのではないでしょうか、、、。いつのころからか「龍」が忘れられた(^.^)写真家の実感による想像です。
それは置いておいて、、「クズの裏風」と呼ぶ風があると気象予報士の倉嶋さん。葛の葉を裏返して吹く風のことなのだそうです。葉の裏を見せる風はまた、うらみ恨みの風とかけて、秋が来て心変わりしてしまったのですか、とうたった短歌も紹介してくださっています。
秋風の吹き裏返す恨みてもなほ恨めしきかな、、、、、平貞文※花の季節ノート 幻冬舎刊
ちなみにこの平さん、桓武天皇のお孫さんとか。恋の駆け引きを知り尽くした美男子で好色な貴族だったと言うことです。
また、、このクズ、風で裏返るだけでなく、暑いときは葉を立てて水分の蒸発を防ぐという知恵を持っているとのことです。