宮津エコツアー · 私は通いますよ、桜の精を写すまで。

私は通いますよ、桜の精を写すまで。

私は通いますよ、桜の精を写すまで。
2012.4,24

23日、春に動き出すはずの野山のものすべて動き出しました。ブナもコブシもおおかめのきも。湿地では葭の芽が針のように突き出しました。そりゃそうですわね、昨日は、一日強風、いつまでもねぼすけしとんなあと、枕はけっ飛ばされるは、蒲団はひっぺがされるわの大騒動だったんですから。(それでもねているのは、ネムノキだけですな、あれはすごい度胸、何せ世界的な短距離ランナーですから。)。
今日、せやでは、種まき、昨年より3日遅れです。
『生きかはり 死にかはりして 打つ田かな (村上鬼城)』
あらためて、2012年の米作りがスタートです。ぶとも喜んで顔の周りを飛び回ります。ツバメがそれを食べに今年もやってきてくれます。子育てをして南へかえらなければなりません。人と命の覚悟を決めたスタートを見守っているものがあります。
桜です。桜時に吹く風を花チラシと言いますが、風に散ったのは、梅の花。松尾の桜もせやの桜も、花びら一枚散ることなく、今日咲き誇っていました。こんな桜が励ましにならないはずはありません。せやや松尾の桜が美しい、それは文句なしです、少し耳を傾けてみてください、人と自然がはげまし、励まされて共生している声が聞こえて来るはず!そんな声を聞きながら撮る写真は、きっと心の一枚になりますよ。

◇ きょうは、松尾の一本桜の付近で、不思議な体験をしました。どんなだとおもいます?桜が自分の美しい姿を撮影しておきたいと花から出てきて、カメラを向けているのです。ほんと、あれは桜の精です。撮ったか、ってもちろんです。けれど、データーには残っていませんでした。ほんとのことです!私は通いますよ、その桜の精を写すまで。
せやのさくら、松尾の一本桜、まあ見に来てください、ひょっとして桜の精、とれるかもしれませんよ。(ええとしこいたおっさんがなにいうとるだいや、ってですか、Mさん!サクラが違うって、そりゃあないでしょう)

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