宮津エコツアー · 月蝕~鬼が、このしゃばへ、人間を食べにこようとしている~

月蝕~鬼が、このしゃばへ、人間を食べにこようとしている~

皆既月蝕!

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「あれまあ、月の色が赤い!」
ええ、これには訳があります。秘密は、地球が大気の層を持っていること。
太陽が地球の後ろにあって、その影が月に映り影を作る、これが月蝕ですが、月には地球の大気の層を通過した光りが届きます。それが波長の長い赤い光りなのです。アンダスタンド!

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そんなことで、昇ってきた満月。月光の海。

まもなく地球の影が下から月を食み始めて、、、

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これを若狭湾上空の天体ショー、などと現代人は喜楽に楽しんでいます。

しかし、昔の人たちは不吉な異常な現象として、構えてやりすごしていたのです。

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例えば、奄美地方の伝承

「〜昔の人は、月蝕があるでしょう。月蝕があれば、なんと、昔の人は、もう、それを、全部の人ではないが、あの鬼が、鬼が、このしゃばへ、人間を食べにこようとしている。あのお月様が、「自分を食べて、このしゃばの人間を生かして下さいと。あれが、鬼が食べに来るようにしている」と言って、もう、食物などを作り、外へ出して拝む人達がいたわけよ。私共が小さいころは。私共が、ずーと物心つくまで、七日雑炊を作ってから、それを祖先などへ全部配ると、なんと、猪を射る人達が、あちこちで、鉄砲(煙硝ばかりよ)をドンドン鳴らすと、もう、たくさん戸を打ち(鳴らし)よった。そうして、もう、ほとんど(の人々が)していたから、鬼と言うのが、本当にいると、ほれ、思っていた訳よ。老人達は、老人が、ここで○○ばあちゃんと言う老人は、もう、ほれ、月蝕を見ていて拝んでいたよ。(『吉永イクマツ嫗昔話集』)」

※totoro820.ti-da.net/tag月蝕と鬼

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月蝕の月があかいのは,月夜見の命に退治された悪霊の血なんだよ、

月夜見の命は勝利された、ふたたび 明るさを取りもどす様子をみなか゛ら、ゆたかな稔りと平和がもたらされるとよろこんだのかも(^.^)

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