氷柱
沓島の浮き具合も今回の寒波が相当な警戒レベルであることを示しているようです。
さて、北の国からのお客さんはこちらにも。
ツグミ、毎年、カキを丹後に食べにいくんだとというありがたいリピーターさんです。
「年の瀬や熟柿に群がるツグミかな」
さてこのツグミ、米一升 五十円位の時代にツグミ一羽 三十円位の値がついたということ、昭和二十年頃のことです。そんな値がつくのは捕獲するのが困難であることはそうですが、これも里山の暮らしの知恵、熟練した人は渡りの時期には霞網と訓練した囮鳥を駆使し、一朝に三百羽から四百羽も取ったといいます。養鶏業や保存技術のはってんをみた現代でこそタンパク質の摂取は容易なことですが、そのころはなかったのです、川の魚や空とぶ鳥を見ればしたなめずりをしなければならなかったのです。
今日的には自然保護共生の観点から野生動物の捕獲は厳格に制限されるべきですが、どうやってあれを食べようかと真剣になった血がうずくのもおもしろいことです。