傘貸します、、、
「弁当忘れても傘忘れるな」は丹後人には骨身にしみたことでも、太平洋側からきた方たちはそういう認識はないわけです。
こういう土地柄ですからあいすみません、雨になんの罪もございません、どうぞこの傘おつかいなさってください、、、ありがたいご親切!
◆ 橋立や 松を時雨の 越えんとす 蝶夢
◆ 白雨(ゆうだち)や 西日しつかに 内の海 雲裡
◆ 橋立は 雪ふる見えて 海晴れたり 山口草堂 ※①
◇橋立や 松を時雨れの 染めかねて 幾たび空を 降り渡るらん 毛呂清氏
◇鳴神の とどろとどろと 与謝の海 阿蘇より晴れて 煙るはしだて 津田青楓
◇与謝の海 めぐる時雨の ひとしきり 渡れる見ゆル天橋立 太田垣蓮月
◇浦風に 雨よこぎりて 橋立の 松のなかばは かくれけるかな 木下幸文たかふみ ※②
提案があります!ふるいものをお扱いのお店ですし、この歌の短冊三つ、看板と一緒に下げておけば風流が深まりませんか!
※①与謝蕪村ノート 谷口謙 人間の科学社
※②天橋立百人一首 あまのはしだて出版