古刹金剛心院境内の苔むした地蔵様たち。
目に優しいコケの緑はお寺にはなくてはならい心のいやしです。
さて、コケは陸上に上がった植物の中で、 他のシダ植物や種子植物がさまざまに進化していくなか、小さく原始的なまま、と言うことにこだわったために現代まで生き残ることができた仲間です。環境は激しく変化しましたけれど、作りがシンプルだったため対応が可能だったということですが、そこは学ぶべきところかもしれません。
また、コケは、雄株で作られた精子が雨水のなかを泳いで雌株の卵にたどり着いて受精するといいます。この繁殖法、まるで動物ではないですか。