野山はここにもあっちにも、藤藤藤、、、
こんなに咲かしてなにしとるでゃあな、あんたらは!と言うのはかっての藤の天敵・藤織り婆さん。ちなみに一反織るのに1ヒロ(約1・5メートル)の長さで70本およそ100m分の蔓が必要とのこと。※藤は、絞め殺し屋という恐ろしい一面を持っていますけれど、農作業のさまざまな場面でもロープ代わりにもされましたので、ほどほどに珍しかったのです。
そんな彼ら彼女たちがいなくなっていまや藤天国、という状況。けれどそれが藤の罪かというとそうではないわけで、「やはり野に置け藤の花」と積極的には言うわけではないですが、藤の思い思いのパフォーマンスとして、ありがたく鑑賞させてもらうのがいいのかなと思います。
中でも優れたスポットは下世屋の世屋川渓谷周辺。
これほどスケールが大きくて野趣のある藤景観が楽しめるところは、丹後ではありませんよ(^.^)
※藤織りの技術(マニュアル)www.kyt-net.jp/po/fujiorinogijyutu-2.html 参照