小さなたんぼには充分な仕事をしてくれる稲刈り器。
◆豊作にあらねど稲を刈る楽し 大隈 草生
といったところでしょうか
しっかりかわいた稲藁も必要なので、九段稲木をくむのが丹後の稲木。
◆稲架組んで手刈りの頃の話かな 高澤良一 宿好 十月-十二月
こんな稲木が見られるのはもうここだけだと、毎秋いらっしゃるかたもあります。
◆稲架並ぶ日本の空に帰りけり 太田梨三
世屋の九段稲木、さすがに里山型国定公園です、「残したい日本の風景」の一つではあります。
が、願望と実行にはちょっともそっとも大きな距離があります。
そこがもんだいです!
※◆印 季語人事秋2 – 010 より