府中のIさんは写真家です。
植えたのは彼がもってきてくださったヒガンバナ。
こんな経過です、、、
耕作放棄後久しい棚田跡の斜面を切り払ってみましたが、そこに現れた段の跡を見ながらおっしゃるのです。
「花があったらええなあ。」
花木景観ゾーンとか摘み取り自由のフキ特区とか活用を図れればいいんですけどね、などと相槌を打っていたのです。しかし問題はイノシシ。ええかげんなものはあかんでなぁ、猪に強くて里山景観になじむ植物という課題にこたえるのでないと、、、かりそめにも日本の里100!だし、、、ということで、これしかない、、そうです、ヒガンバナ!
彼の脳裏には吸蜜にくるヒガンバナとアゲハチョウと里山の絵がみえているのかもしれません。府中にはいっぱいさいとるで、と持ってきてくださったのです。
(↑ 宮津市観光推進会議 11/25 講演 PP)
再びススキや笹、タニウツギ、イタドリ、クズなどが覆う猪ランドに戻すのか、里山ネイチャーパークとして里山人の管理下に取り戻すのか、、
扉を開くのはいつでもなんでもささやかな「レジスタント」から、
そう念じながら、世屋の大地に『夢』の種をゆだねました。