田水張り天地一つに溶け合えり、、、
季語水張り田の縁で 昨年11月14日付けで取り上げた近藤克さん。
今年も水張り田の水鏡。
(↑ 五十河 撮影日時 2015/12/07 14:09:20)
この一年!近藤さんの他の句にも共感が持てるようになったことが、私自身の成長かも。
『厨にて菜の花咲かす男世帶』
菜の花は畑で咲くもの。
(↑日置 撮影日時 2015/12/10 12:49:15)
台所にもって帰った白菜を鍋などに調理するものもなく、春になろうとしている、、、
「せきをしてもひとり」に匹敵する歌です。もう一つ、
『枯野には戰の過去が立っている』
枯れ野とは、中山間地の荒廃田のこと、たっているものはススキ、戦の過去とは、供出とか木を切り炭を焼いて暮らした山の農業もエネルギー革命で山も放棄せざるをえず小規模農家が切り捨てられていくこととの戦い、、そうした人たちも世を去ってしまった
、、、
これもまた、「夏草やつわものどもの夢の跡」に匹敵する句、、
( ↑ 上世屋撮影日時 2015/12/08 15:39:27 )
凄い人です。
もう一度たたかえ !そんな声もきこえてくるよう、、、。