今や特任観光大使
「マツ」、
ですもんにね、
さて、橋立の春をたのしむならこのお寺。
建立時期は丹後の国府と国分寺設置のころとかさなり、弘法大師由来の古刹なんだとか。
かってこの地は一色支配地、近くには弓木城、しかし、その一色氏を謀殺した細川氏は、勢いで本拠地弓木城を攻め落としますが、陥落後には一色勢、鉄砲の名手稲富治介以外惨殺した、その数200人、と「火の縄」は記します。そのなかには、私の祖先に連なるかたがいらしたかもしれません。読むたびにその200人、彼らがどこのもので、だれがどこに葬り弔ったのかをおもいます。
ことほどさように、古来利害衝突をかさね権謀術数に翻弄され栄枯盛衰をくり返す人の心を癒やす聖地霊地にまたくる春、その重みを古梅はといかけます。